末っ子長男姉三人

末っ子長男姉三人』(すえっこちょうなん あねさんにん)は、2003年10月12日から12月21日TBS系で放送されていた日本テレビドラマ[1]。全10回。平均視聴率は14.4%。途中からではあるが、日曜劇場シリーズ初の地上デジタル放送でもある[注 1]

放送時間は日曜日21:00 - 21:54(日曜劇場枠)。なお、初回の放送時間は日曜日21:00 - 22:09の15分拡大。2003年11月9日第43回衆議院議員総選挙の特別番組のため休止になった。

本作を収録したDVD版もある。

キャスト[編集]

柏倉家[編集]

柏倉 春子〈30〉
演 - 深津絵里
旧姓は高梨。通称春ちゃん(義母は春子さんと呼ぶ)。ラジオ局に勤めるディレクター。仕事に遊びに夢中になっているうち、気が付いたら30歳を迎えていた。 結婚に焦りだした頃、数合わせで呼ばれた合コンで一郎と出会う。そして歳を5つサバ読んだまま、一郎からのプロポーズをOKしてしまう。
一郎からの同居の話に同情してしまい、思わず同居をOKしてしまう。そして、小姑たち4人との同居生活が始まる。
柏倉 一郎〈25〉
演 - 岡田准一
4人姉弟の末っ子で、長男。通称一郎くん(姉たちからは一郎と呼ばれている)。姉が3人いるが、皆怖いらしい。生真面目で人がよく、平和主義なサラリーマン。下戸
昔の恋人にソックリな春子と合コンで知り合い惹かれる。
米山 節子〈40〉
演 - 賀来千香子
柏倉家長女。旧姓は柏倉。通称節子姉ちゃんヒステリー気味の専業主婦で、高校生の息子がいる。夫の浮気問題で柏倉家に出戻ってきた。倹約家でキレイ好きな上、ちょっと口うるさくお節介。トイレを磨くときには「トイレを磨くことは心を磨くこと」と言う。占いは信じていないが、気にはするらしい。
柏倉 和子〈36〉
演 - 原田知世
柏倉家次女。通称和姉一橋大学経済学部卒業。銀行総合職のキャリアウーマンシンガポール支社に勤めていたが、蒲田支店へ異動になったため実家で同居することに。超マイペースで女王様タイプ。貯金はなく、「給料は、すべて自分へのご褒美(ブランド物)に使っている」という(本人曰く「自分へプレッシャーを与えている」)。
柏倉 幸子〈30〉
演 - 小雪
柏倉家三女。通称幸姉。売れない劇団女優。家賃滞納でアパートを追い出されたため、実家へ戻ってきた。アルバイトは工事現場という肉体派。日頃から夢ばかり見ており、経済観念のまったくないお人好しタイプ。その上、周囲が高木との仲を疑っても「恋愛ではない」と言うなど、色恋に関して鈍感である。
柏倉 里子〈62〉
演 - 岸惠子
4人姉弟の母。夫を亡くしてからは、末っ子長男の一郎と2人暮しだった。現在の本人は夫を亡くした傷心は遥か昔のことで、人生を謳歌している。非常に楽天的な性格で、春子に対しても大らかに接しており、かなり好意的である。さだまさしの大ファンで、日々追っかけをしている。

その他[編集]

木下 ミキ〈30〉
演 - 鈴木砂羽
春子の同期で友人。春子とは歯に衣着せぬ関係(ラジオパシフィックの入社試験時に、春子のストッキングが伝線していることに気が付き、替えを貸してくれた時からの仲)。ちなみに出戻りのバツ1。
高木 勝〈30〉
演 - 田中哲司
「高木酒店」の店主で、元サラリーマン。幸子の小・中学校時代の同級生で幼馴染。妻には逃げられ、今は息子と2人暮らしをしている。
山田 大介〈23〉
演 - 伊藤淳史
東亜銀行蒲田支店に勤務する和子の部下。最終学歴は高卒。キャリアウーマンで颯爽とした和子を尊敬しており、「一生ついていきます!」と宣言する。
米山 健一〈16〉
演 - 勝地涼
節子の一人息子で高校生。両親の様子を冷めた目で見ている。
米山 秀一〈42〉
演 - 光石研
節子の夫。恐妻家。節子に不倫がバレて離婚の危機に陥った。
北村 祐二〈38〉
演 - 葛山信吾
和子の大学時代の先輩。ボストンキャピタル証券に勤めている。突然和子を呼び出しヘッドハンティングをしてくる。アメリカ人の妻がいる。
冨士先生
演 - 冨士眞奈美
春子がディレクターを務めるラジオ番組のパーソナリティ。
木村 郁美
演 - 本人(当時TBSアナウンサー
エミ
演 - 坂本真綾
一郎の元彼女。小柄で地味で色気がなく決して美人とは言えない容姿をしていて、自己中心的でわがままで身勝手な性格。エミが留学する際に一郎を振っている。しかし、エミ本人は恥を知らずに一郎は自分を待っていると思っていた。
宮本さん
演 - 斉藤暁
幸子の勤務先の工事現場のおじさん。幸子を気に入っており、主演を務めた舞台には同僚たちと観劇に来た。

特別ゲスト[編集]

さだ まさし
演 - 本人
最終回で里子がさだのディナーショーを見に行くシーンで出演している。

スタッフ[編集]

放送日程[編集]

各話 放送日 サブタイトル 演出 視聴率
1story 2003年10月12日 姑が4人も出来ちゃった結婚 清弘誠 18.6%[2]
2story 2003年10月19日 新妻の涙 16.4%
3story 2003年10月26日 困った嫁 金子文紀 12.8%
4story 2003年11月2日 嫁の意地 13.8%
5story 2003年11月16日 姑の家出 清弘誠 13.2%
6story 2003年11月23日 元カノ!! 金子文紀 11.3%
7story 2003年11月30日 妻の家出 高成麻畝子 12.7%
8story 2003年12月7日 夫婦喧嘩 清弘誠 14.1%
9story 2003年12月14日 妻の決心 金子文紀 14.4%
Last story 2003年12月21日 さよなら 清弘誠 16.6%
平均視聴率 14.5%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)
  • 初回は15分拡大して放送。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2003年12月7日放送分から。なお、日曜劇場は2002年7月から既にハイビジョン制作に移行しており、この時点ではTBSテレビとCBCテレビMBSテレビのみでデジタルハイビジョン放送がされていた。

出典[編集]

外部リンク[編集]

TBS 日曜劇場
前番組 番組名 次番組
元カレ
(2003.7.6 - 2003.9.14)
末っ子長男姉三人
(2003.10.12 - 2003.12.21)
砂の器
(2004.1.18 - 2004.3.28)