林容平

林 容平
2016年のサイン
名前
愛称 もやし[注 1]、よーへー[3]
カタカナ ハヤシ ヨウヘイ
ラテン文字 HAYASHI Yohei
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1989-07-16) 1989年7月16日(34歳)
出身地 埼玉県狭山市
身長 178cm
体重 64kg
選手情報
在籍チーム ブリオベッカ浦安
ポジション FW
背番号 24
利き足 右足[4][3]
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2012-2016 FC東京 15 (0)
2014 ファジアーノ岡山 (loan) 15 (1)
2014 大分トリニータ (loan) 20 (7)
2017-2018 大分トリニータ 26 (3)
2019-2020 ブラウブリッツ秋田 50 (8)
2021- ブリオベッカ浦安 46 (8)
代表歴2
2008  日本 U-19 4 (1)
2010  日本 U-21 1 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年2月1日現在。
2. 2013年4月4日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

林 容平(はやし ようへい、1989年7月16日 - )は、埼玉県狭山市出身のプロサッカー選手。登録ポジションはフォワード中央大学文学部[5] 卒。マネジメント会社はジェブエンターテイメント[6]

来歴[編集]

プロ入り前[編集]

2005年浦和レッドダイヤモンズの下部組織に加入。2007年7月開催のクラブユース選手権では、チームトップの5得点を挙げた。同年8月にはスペインに遠征し、国際ユース大会「ビジャレアルユーストーナメント」に参加[7]9月開催の高円宮杯ユース選手権では3位に終わった。

2008年に中央大学に進学し、サッカー部に入部。2期上に村田翔、1期上に永木亮太が在籍。2010年にはU-21日本代表としてトゥーロン国際大会に参加。前線での豊富な運動量と得点力から[8]全日本大学選抜のエースとも目された[8]。しかし、その後の自身の不調[9] などにより、翌年開催のユニバーシアードには選外となった。2011年の総理大臣杯では、3戦連続得点を挙げ、チームを30年ぶりの決勝戦へ導いたが[10]、出場停止により決勝戦を欠場。林を欠いた中央大学は得点を挙げられず[11]、準優勝に終わった。同期には大岩一貴がおり、4年時には大岩が主将、林が副将を務めた[12]。関東大学1部リーグ通算63試合31得点を挙げた[13]

FC東京[編集]

古巣浦和も獲得を図っていたが[14]2012年からFC東京へ加入[15]。同年5月26日の浦和戦でJリーグ初出場。ゴール前での嗅覚と敏捷性を武器に[16]、相手の背後を突く動き出しでアピールを続け[17]2013年の天皇杯準々決勝では延長戦後半終了間際に値千金の決勝点を挙げた[18]

レンタル移籍[編集]

2014年ファジアーノ岡山期限付き移籍[19][20]キャンプで抜群の得点力を発揮し[21]シャドーストライカーとして[22] J2第1節富山戦で早速先発出場を果たした。後方まで下がっての守備が求められたこともあって[23] 得点は伸びず、徐々に控えへと追いやられた[24]

同年7月より大分トリニータへ期限付き移籍[25][26]。尚、移籍元クラブは引き続きFC東京[27]。サイドハーフやセンターフォワードで起用され[28]、巧みな動き出しでパスを呼び込み[1]得点への嗅覚を発揮[29]。シーズン途中加入ながらチーム最多得点を記録した。

FC東京復帰[編集]

2015年、移籍期間を満了し[30] FC東京に復帰[31]。2016年は主にU-23チームのオーバーエイジとしてプレー。同年10月30日のJ3第27節相模原戦ではハットトリックの活躍で[32] 勝利に貢献した。

大分トリニータ[編集]

期限付き移籍でプレーした2014年のオフ以来、毎年オファーを寄せていたという[33]大分トリニータの熱意に応え[34]、2017年に同クラブへ完全移籍[35][36]。3年ぶりに大分でプレーをする事となった。開幕戦でスタメン出場すると以後、序盤戦はコンスタントに出場機会を得ていたが次第に出場機会が減少。第17節・水戸戦の試合中に負傷し、全治8週間の右肘関節脱臼をするなど[37] 故障の影響もあり、リーグ戦出場は14試合に留まった。

2018年、第5節・水戸戦でシーズン初先発を果たすと第10節まで6試合連続で先発起用、2得点を記録する。しかし第16節以降は出場機会が減少し、シーズン通算で12試合出場に留まった。

ブラウブリッツ秋田[編集]

2019年より、ブラウブリッツ秋田に完全移籍[38]。2020年J3優勝達成。2020年12月11日、契約満了による退団が発表された[39]

ブリオベッカ浦安[編集]

2021年、ブリオベッカ浦安へ加入した[40]

エピソード[編集]

所属クラブ[編集]

個人成績[編集]

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2012 FC東京 23 J1 1 0 0 0 0 0 1 0
2013 3 0 1 0 2 1 6 1
2014 岡山 24 J2 15 1 - 1 1 16 2
大分 33 20 7 - - 20 7
2015 FC東京 23 J1 11 0 5 2 1 0 16 2
2016 0 0 0 0 1 0 1 0
2017 大分 11 J2 14 1 - 0 0 14 1
2018 12 2 - 1 0 13 2
2019 秋田 13 J3 21 5 - 1 0 22 5
2020 29 3 - 0 0 29 3
2021 浦安 24 関東1部 13 1 - - 13 1
2022 14 4 - 1 0 15 4
2023 JFL 19 3 - 2 1 21 4
2024 -
通算 日本 J1 15 0 6 2 4 1 25 3
日本 J2 61 11 - 2 1 63 12
日本 J3 50 8 - 1 0 51 8
日本 JFL 19 3 - 2 1 21 4
日本 関東1部 27 5 - 1 0 28 5
総通算 172 27 6 2 10 3 188 32
国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 期間通算
出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 期間通算
2016 F東23 23 J3 20 7 20 7
通算 日本 J3 20 7 20 7
総通算 20 7 20 7
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFCACL
2012 FC東京 23 2 0
2016 0 0
通算 AFC 2 0

タイトル[編集]

ブラウブリッツ秋田

代表歴[編集]

脚注[編集]

注釈
  1. ^ 名字と身体の細さから[1][2]
出典
  1. ^ a b 月刊J2マガジン 2014年10月号』ベースボール・マガジン社、2014年、87頁。 
  2. ^ 大分:Bone(骨)to be wild Jリーグ:J's GOALアーカイブ (2014年8月27日)
  3. ^ a b サッカーダイジェスト No.1379』日本スポーツ企画出版社、2017年、97頁。 
  4. ^ a b c 2012年 J1選手名鑑 FC東京 林 容平 - ウェイバックマシン(2012年8月16日アーカイブ分)
  5. ^ a b 中央大学の近況 vol.4 スポーツ (PDF) 中央大学 (2010年)
  6. ^ 林 容平”. 株式会社ジェブエンターテイメント. 2018年9月13日閲覧。
  7. ^ 浦和レッズユース スペイン遠征の件 Jリーグ:J's GOALアーカイブ (2007年8月10日)
  8. ^ a b [MOM98]中央大FW林容平(3年) 全日本学生選抜のエースFW ゲキサカ (2010年7月28日)
  9. ^ [MOM110]関東大学選抜FW林容平(3年) 再び全日本大学選抜へ。意地の2ゴール ゲキサカ (2010年12月9日)
  10. ^ [総理大臣杯]中央大が林&奥山ゴールで逆転勝利!!浜松大を退け、30年ぶりの決勝進出 ゲキサカ (2011年7月8日)
  11. ^ [総理大臣杯]大阪体育大が大学日本一!!3年ぶりに夏の王者に返り咲く!! ゲキサカ (2011年7月9日)
  12. ^ 林容平、天皇杯・千葉戦で中央大同級生対決なるか blogola (2013年10月9日)
  13. ^ 通算得点ランキング (2008年-2011年) 関東大学サッカー連盟 (2012年11月25日)
  14. ^ 中大FW林を獲得…FC東京 - ウェイバックマシン(2011年9月26日アーカイブ分) スポーツ報知 (2011年9月11日)
  15. ^ a b c 林 容平選手(中央大学) 来季新加入内定のお知らせ FC東京 (2011年10月5日)
  16. ^ 林 チャンスは逃さない 東京中日スポーツ (2013年11月13日)
  17. ^ 主力組で長くプレーした林容平、ここでチャンスをつかめるか blogola (2013年12月4日)
  18. ^ 公式記録 第93回天皇杯全日本サッカー選手権大会 準々決勝【83】 (PDF) 日本サッカー協会 (2013年12月22日)
  19. ^ 林容平選手 ファジアーノ岡山へ期限付き移籍のお知らせ FC東京 (2014年1月7日)
  20. ^ 林 容平選手 期限付き移籍加入のお知らせ ファジアーノ岡山 (2014年1月7日)
  21. ^ ファジ、新戦力のFW林4得点 J1大宮と練習試合 - ウェイバックマシン(2014年3月2日アーカイブ分) 山陽新聞 (2014年2月11日)
  22. ^ 【J2:第1節 岡山 vs 富山】影山雅永監督(岡山)記者会見コメント J's GOAL (2014年3月2日)
  23. ^ 月刊J2マガジン 2014年11月号』ベースボール・マガジン社、2014年、30-31頁。 
  24. ^ 天皇杯2回戦へ、並々ならぬ決意を見せている林容平「(立場を)ひっくり返してやるというくらいの気持ちでやっていきたい」 blogola (2014年7月12日)
  25. ^ 林容平選手 期限付き移籍のお知らせ FC東京 (2014年7月23日)
  26. ^ 林容平選手 大分トリニータへ期限付き移籍のお知らせ ファジアーノ岡山 (2014年7月23日)
  27. ^ 林 容平選手 FC東京より期限付き移籍加入のお知らせ 大分トリニータ (2014年7月23日)
  28. ^ 前線からの守備で貢献する林容平、「でも4試合無得点は僕の力量不足」 blogola (2014年10月15日)
  29. ^ 週刊サッカーダイジェスト No.1304』日本スポーツ企画出版社、2014年、74頁。 
  30. ^ 林容平選手 期限付き移籍期間満了のお知らせ - ウェイバックマシン(2014年12月27日アーカイブ分)大分トリニータ (2014年12月24日)
  31. ^ 林容平選手 FC東京復帰のお知らせ (2014年12月24日)
  32. ^ 2016明治安田生命J3リーグ 第27節 林容平 選手(F東23)ハットトリック達成 Jリーグ (2016年10月30日)
  33. ^ J2マガジン Vol.45』ベースボール・マガジン社、2017年、95頁。 
  34. ^ 初志貫徹 大分トリニータ 新加入選手紹介4 大分合同新聞 (2017年2月17日)
  35. ^ 林容平選手 大分トリニータへ完全移籍のお知らせ FC東京 (2016年12月21日)
  36. ^ 林容平選手 FC東京より完全移籍加入のお知らせ 大分トリニータ (2016年12月21日)
  37. ^ 林容平選手 怪我の診断結果について 大分トリニータ、2017年6月8日、2018年2月9日閲覧
  38. ^ 林容平選手 大分トリニータより完全移籍のお知らせ』(プレスリリース)ブラウブリッツ秋田、2019年1月5日http://blaublitz.jp/whatsnew/54884.html2019年1月5日閲覧 
  39. ^ 契約満了のお知らせ』(プレスリリース)ブラウブリッツ秋田、2020年12月11日https://blaublitz.jp/whatsnew/61494.html2020年12月31日閲覧 
  40. ^ 【TOP】林容平選手 新加入のお知らせ』(プレスリリース)ブリオベッカ浦安、2021年1月13日https://briobecca.jp/news/informaion/2021/01/13/177502021年1月25日閲覧 
  41. ^ サッカーマガジン増刊 2012J1&J2リーグ選手名鑑 P.154
  42. ^ U-19日本代表チーム ベルギー・オランダ遠征(5/4~14)選手入れ替え 日本サッカー協会 (2008年4月28日)
  43. ^ U-21日本代表 フランス遠征メンバー (第38回トゥーロン国際大会) 日本サッカー協会 (2010年5月12日)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]