江戸学

江戸学(えどがく)とは、江戸に関する過去の史料を評価・検証する過程を通して歴史的事実、及びそれらの関連を追究する学問である。

意義[編集]

歴史[編集]

「江戸学」という名称は、主に20世紀末以降の日本で用いられる。

前史として、江戸時代には、浅井了意江戸名所記』、藤田理兵衛『江戸鹿子』、菊岡沾涼江戸砂子』、『江府名勝志』、『御府内備考』、『文政町方書上』といった江戸の地誌が著された。

明治から20世紀中期には、三田村鳶魚三村竹清林若樹森銑三らが、江戸学にあたる研究を行った。

研究者[編集]

関連文献[編集]

  • 西山松之助南博南和男宮田登郡司正勝神保五弥竹内誠吉原健一郎『江戸学事典』弘文堂、1994年
  • 田中優子『未来のための江戸学』 小学館、2009年
  • 法政大学江戸東京研究センター; 小林ふみ子; 中丸宣明 編『好古趣味の歴史: 江戸東京からたどる』文学通信、2020年。ISBN 978-4909658296 
  • 山本博文『鳶魚で江戸を読む 江戸学と近世史研究』(中央公論新社、2000年、のち中公文庫)

関連項目[編集]