韓国鉄道公社220000系電車

韓国鉄道公社220000系電車(かんこくてつどうこうしゃ220000けいでんしゃ)は、韓国鉄道公社(KORAIL)の電車

2023年よりムグンファ号の後継となる「ITX-マウム」で運用されている。

本記事では、220000系と同一の車体・設計でありながら6両編成である230000系についても記載する。

概要[編集]

韓国鉄道公社220000系・230000系電車
220000系
基本情報
製造所 タウォンシス
製造年 2022年 -
製造初年 2022年
運用開始 2023年9月1日
主要諸元
編成

220000系:4両編成(2M2T)

230000系:6両編成(3M3T)
最高運転速度 150km/h
設計最高速度 165km/h
起動加速度 2.5km/h/s(65km/hまで)
全幅 3,150 mm
全高 3,850 mm
主電動機 かご型三相誘導電動機
制御装置 IGBT素子VVVFインバーター制御
制動装置 空気ブレーキ、回生ブレーキ
保安装置 ATS,ATP
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老朽化した気動車型ムグンファ号の置き換えのため、2022年からタウォンシスで製造されており、2023年9月1日から「ITX-マウム」として営業運転を開始した。220000系は4両編成だが、2編成を連結し8両編成で運用することもある。今後、1次車に区分される4両27編成と6両7編成が製造予定で、2028年には2次車となる4両編成28編成と6両編成16本の製造が予定されている。

車体[編集]

ITX-セマウルで使用されている210000系と同様のダブルスキン構造のアルミニウム車体である。

電装品[編集]

日立製作所の素子をベースとし、タウォンシスが開発したIGBT素子(素子はKECである)VVVFインバーターを採用している。主電動機はCRRC製のかご型三相誘導電動機を採用。

車内[編集]

無線のWi-Fiサービス、電源コンセント、USBポートや読書灯などの設備が備わっている、普通列車では初めて、キャビン間に立っている乗客用の座席が設けられている。