アビリーン (哨戒フリゲート)

艦歴
発注
起工 1943年5月6日
進水 1943年8月21日
就役 1944年10月28日
退役 1946年8月21日
その後 1947年5月5日オランダに売却
除籍 1946年11月13日
性能諸元
排水量 基準 1,430トン
満載 2,415トン
全長 303 ft 11 in (92.6 m)
全幅 37 ft 6 in (11.4 m)
吃水 13 ft 8 in (4.1 m)
機関 ボイラー3基 5,500軸馬力
タービン2基 2軸推進
最大速力 20ノット (37 km/h)
航続距離
乗員 190名
兵装 3インチ50口径対空砲3門
40mm機関砲 4門
20mm機関砲 9門
ヘッジホッグ 1基
対潜爆雷投射機(Y砲)8基
爆雷投下軌条 2条

アビリーン (USS Abilene, PF-58) は、アメリカ海軍の哨戒フリゲートタコマ級フリゲートの1隻。艦名はカンザス州アビリーンに因む。

艦歴[編集]

艦は海事委任契約(船体番号1465)の下ブリッジポート (USS Bridgeport, PG-166) の艦名で1943年5月6日にウィスコンシン州スペリオルのグローブ・シップビルディング社で起工する。1943年8月21日にトーマス・F・ロジャース夫人によって命名、進水し、1944年5月31日に海軍に引き渡された。1944年6月28日にアビリーンと改名され、 PF-58 (哨戒フリゲート)に艦種変更された。その後1944年10月28日に艦長チェスター・I・スティール少佐の指揮下就役した。

バーミューダでの整調後、アビリーンはニューファンドランドアージェンティア海軍基地に向かい、同地で北大西洋気象パトロールに加わり、1945年5月まで気象観測任務および航空機に対するナビゲーション支援任務に従事した。

マサチューセッツ州ボストンでの短期間の維持作業後、アビリーンは6月に大西洋での航空-海上救難任務に従事した。第24.5任務群の一部としてアビリーンはヨーロッパとアメリカ間の航空ルートの護衛を行い、その間に気象データの収集も行った。

アビリーンは1946年8月21日にルイジアナ州ニューオリンズで退役し、1946年11月13日に除籍された。その後1947年5月5日にオランダに売却された。オランダではCirrusと改名され、1969年にスクラップとして廃棄された。

参照[編集]

外部リンク[編集]