マイカ・パーソンズ

マイカ・パーソンズ

Micah Parsons
ダラス・カウボーイズでのパーソンズ (2021年)
ダラス・カウボーイズ #11
ポジション	ラインバッカー
生年月日	(1999-05-26) 1999年5月26日（24歳）
出身地	アメリカ合衆国 ペンシルベニア州ハリスバーグ
身長:	6' 3" ＝約190.5cm
体重:	245 lb ＝約111.1kg
経歴
高校	ハリスバーグ高等学校（英語版）
大学	ペンシルベニア州立大学
NFLドラフト	2021年 / 1巡目全体12位
所属歴
2021- ダラス・カウボーイズ
受賞歴・記録
オールプロ選出（計3回）
1st（2回） 2021, 2022 2nd（1回） 2023
プロボウル選出（3回）
2021-2023
その他受賞・記録
NFL新人最優秀守備選手賞 (2021) バトカス賞 (2021) NFLオールルーキーチーム (2021) コンセンサスオールアメリカン (2019) フレッシュマンオールアメリカン (2018) オールビッグ10ファーストチーム (2019)
NFL 通算成績 （2023年終了時点）
タックル 213 サック 40.5 フォースファンブル 7 ファンブルリカバー 4 パスディフレクション 8 ディフェンシブTD 1 Player stats at NFL.com
Player stats at PFR

マイカ・アーロン・パーソンズ（Micah Aaron Parsons, 1999年5月26日 - ）は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州ハリスバーグ出身のプロアメリカンフットボール選手。NFLのダラス・カウボーイズに所属している。ポジションはラインバッカー。

経歴[編集]

ハイスクール[編集]

高校時代はディフェンシブエンドとランニングバックを兼任。1年目のシーズンから121タックル、18.5サックという圧倒的な成績を記録した。

4年目のシーズンはランニングバックとして1,239ラン獲得ヤード、27のラッシングTD、ディフェンシブエンドとして55タックル、10.5サックを記録。

これらの活躍から、世代トップクラスの選手としてESPNなどの主要サイトから5つ星評価を受け、ネブラスカ大学、ジョージア大学、オクラホマ大学、オハイオ州立大学、アラバマ大学、ペンシルベニア州立大学など、多くの強豪大学からオファーを受けた^[1]。2017年12月20日に、オハイオ州立大学のアナリストがパーソンズとツーショット写真を撮影していたことが発覚。NCAAのリクルートの規定として、高校生と元学生アスリートのメディア関係者による接触は禁じられているため、オハイオ州立大学は規則違反としてパーソンズへオファーが出せなくなった^[2]。

ペンシルベニア州立大学は、パーソンズの高校1年目のシーズン最初の4試合が終了した時点で既にオファーを出していた。パーソンズは2016年春にコミットし、一度は撤回したものの、2017年12月20日に再びコミットし、同大学への進学が決定した^[3]。大学での試合に向けた準備を進めるため、高校を7ヶ月早く卒業した。

高校生アスリートのリクルート情報(アメリカのカレッジスポーツ)

氏名	出身	高校 / 大学	身長	体重	40‡	コミット日
マイカ・パーソンズ DE, LB	ハリスバーグ	ハリスバーグ高等学校	6 ft 3 in (1.91 m)	235 lb (107 kg)	4.66	2017年12月20日
	リクルート スターレーティング（英語版）: Scout: N/A   Rivals:   247Sports:    ESPNグレード: 91
全リクルート順位:
‡ 40ヤード走を参照 注意: 多くの場合、Scout、Rivals、247Sports、ESPNの間で身長、体重、40ヤード走タイムが一致しない可能性がある。 これらの場合、平均をとっている。ESPNグレードは100ポイントスケールに基づいている。 出典: “2018 Team Ranking”. Rivals.com. Template:Cite webの呼び出しエラー：引数 accessdate は必須です。

カレッジ[編集]

ペンシルベニア州立大学に進学後、ヘッドコーチの方針により高校時代にプレーしていたディフェンシブエンドではなく、ミドルラインバッカーに転向した^[4]。

1年目の2018年シーズンは13試合に出場。先発したのは1試合のみだったが、82タックル（チーム最多）、1.5サックを記録した。ケンタッキー大学とのシトラスボウルでは14タックル、1サックを記録した。

2019年シーズンは109タックル、5サックを記録し、コンセンサスオールアメリカンに選出された^[5]。メンフィス大学とのコットンボウルでは14タックル、2サックを記録し、守備部門のMVPを受賞した^[6]。

2020年シーズンは新型コロナウイルス感染を避けるため、試合に出場しなかった^[7]。シーズン終了後、2021年のNFLドラフトへアーリーエントリーした。

個人成績[編集]

ダラス・カウボーイズ[編集]

2021年のNFLドラフト全体12位でダラス・カウボーイズから指名され、2021年6月9日に4年総額1,700万ドルのルーキー契約を結んだ^[10][11]。

2021年シーズン[編集]

チームでディフェンシブエンドを務めていたデマーカス・ローレンス（英語版）が第2週前の練習中に足を骨折したため、代役としてディフェンシブエンドにコンバートされた。第8週のミネソタ・バイキングス戦では11タックルを記録し、NFCの週間最優秀守備選手に選出された^[12]。また、第9週から14週にかけて6試合連続でサックを記録。デビューから13試合で12サックを記録し、これはジュリアス・ペッパーズ（英語版）（13）、レジー・ホワイト（13）、レスリー・オニール（12.5）に次ぐ歴代4番目の多さだった。このシーズンは最終的に84タックル、13サックを記録してプロボウル、オールプロファーストチームに選出され、NFL新人最優秀守備選手賞を受賞した^[13][14]。

人物[編集]

ペンシルベニア州ハリスバーグ出身であり、ペンシルベニア州を拠点とするMLBのフィラデルフィア・フィリーズのファン。フィリーズの本拠地シチズンズ・バンク・パークで行なわれた2022年のワールドシリーズ第3戦を観戦した^[15]。

独学でチェスを学んでおり、フットボールの試合に役立てている^[16][17][18]。Chess.comが主催したNFL選手による早指しチェスのトーナメントに出場したこともある。

2022年12月8日にアメリカ連邦政府がロシアで収監されていたWNBAバスケットボール選手ブリトニー・グライナーが身柄交換で釈放されることを発表した^[19]。これに対し、パーソンズはこの身柄交換に同じくロシアで拘束されている元アメリカ海兵隊のポール・ウェランの釈放の保証が含まれていないことへの落胆を表し、「待て、そうじゃないだろ。海兵隊員は置き去りか？ありえない。」とツイートした^[19]。その後、パーソンズはこのツイートを削除して謝罪した^[19]。

詳細情報[編集]

年度別成績[編集]

レギュラーシーズン[編集]

ポストシーズン[編集]

カウボーイズ記録[編集]

• ルーキーのシーズン最多サック：13.0（2021）

脚注[編集]

1. ^ “Penn State 2018 Football Commits” (英語). 247Sports. 2023年10月12日閲覧。
2. ^ “Buckeyes report offense with recruit, GameDay” (英語). ESPN.com (2017年12月19日). 2023年10月12日閲覧。
3. ^ Johnson, Chris (2017年12月20日). “Five-star DE Micah Parsons commits to Penn State” (英語). Sports Illustrated. 2023年10月12日閲覧。
4. ^ WRITER, Jill Beckman, STAFF (2018年3月19日). “Top football recruit Micah Parsons off to strong start at Penn State” (英語). https://www.inquirer.com. 2023年10月12日閲覧。
5. ^ “Micah Parsons named consensus All-American: 'It’s a good start'” (英語). 247Sports. 2023年10月12日閲覧。
6. ^ “Parsons Earns Defensive MVP in Cotton Bowl Classic Win” (英語). Goodyear Cotton Bowl Classic (2023年10月10日). 2023年10月12日閲覧。
7. ^ “Penn State star Micah Parsons opts out of 2020 season to prepare for 2021 NFL Draft” (英語). CBSSports.com (2020年8月6日). 2023年10月12日閲覧。
8. ^ “Micah Parsons Draft and Combine Prospect Profile”. NFL.com. 2021年8月24日閲覧。
9. ^ “Micah Parsons, Penn State, OLB, 2021 NFL Draft Scout, NCAA College Football”. draftscout.com. 2022年9月19日閲覧。
10. ^ Wogenrich, Mark. “Who are the Cowboys Getting in Micah Parsons? 'He's Ready-Made for the NFL'” (英語). Sports Illustrated Penn State Nittany Lions News, Analysis and More. 2022年9月19日閲覧。
11. ^ Wogenrich, Mark. “Micah Parsons is Standing Out in Dallas” (英語). Sports Illustrated Penn State Nittany Lions News, Analysis and More. 2022年9月19日閲覧。
12. ^ “Jets QB Mike White, 49ers WR Deebo Samuel among NFL Players of the Week” (英語). NFL.com. 2022年9月19日閲覧。
13. ^ “Despite NFC loss, Cowboys' Micah Parsons brings the wood at 2022 Pro Bowl” (英語). Cowboys Wire (2022年2月7日). 2022年9月19日閲覧。
14. ^ “Cowboys LB Micah Parsons named 2021 AP NFL Defensive Rookie of the Year”. www.nfl.com. 2022年9月19日閲覧。
15. ^ “Micah Parsons attends and roots for Phillies in World Series” (英語). NBC Sports Philadelphia (2022年11月2日). 2022年12月8日閲覧。
16. ^ “Why Micah Parsons is the ultimate piece in Cowboys’ chess game” (英語). Dallas News (2021年9月7日). 2022年9月19日閲覧。
17. ^ Fisher, Mike. “Cowboys' Micah Parsons: 'Queen on The Chess Board'” (英語). FanNation Dallas Cowboys News, Analysis and More. 2022年7月5日閲覧。
18. ^ “Micah Parsons is beating his new Dallas Cowboys teammates in chess” (英語). Nittany Lions Wire (2021年6月14日). 2022年7月5日閲覧。
19. ^ ^{a b c} “Micah Parsons Apologizes for Reaction to Brittney Griner’s Release”. Sports Illustrated (2022年12月8日). 2022年12月8日閲覧。

外部リンク[編集]

• Penn State Nittany Lions bio