廣末陸

廣末 陸
名前
カタカナ ヒロスエ リク
ラテン文字 HIROSUE Riku
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1998-07-06) 1998年7月6日(25歳)
出身地 東京都足立区
身長 183cm
体重 78kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 ラインメール青森FC
ポジション GK
背番号 17
利き足 右足[1]
ユース

2011-2013
2014-2016
中北少年SC
FC東京U-15深川
青森山田高校
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2017-2020 FC東京 0 (0)
2019 レノファ山口FC (loan) 0 (0)
2020 FC町田ゼルビア (loan) 0 (0)
2021- ラインメール青森FC 83 (3)
代表歴
2015-2016  日本 U-18/19
1. 国内リーグ戦に限る。2023年12月15日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

廣末 陸(ひろすえ りく、1998年7月6日 - )は、東京都足立区出身の[2]プロサッカー選手JFLラインメール青森FC所属。ポジションはゴールキーパー(GK)

来歴[編集]

小学生時はPK戦になるとGKを務める[3] 技巧派のフォワード(FW)だった[4]FC東京からはGKとして評価されたため[3]、中学生時より同クラブのU-15チームに加入しGKに専念。山口瑠伊らとのポジション争いこそ制したが[4]、シュートストップ力[5]と身長が足りず[3]U-18には昇格できなかった(山口と波多野豪が昇格)[4]

高円宮杯U-18プレミアリーグ参加校を希望し[3]、2014年に青森山田高校へ進学。入学早々レギュラーに抜擢された[3]。ポジショニング[5]や得意としていた足元の技術を磨き[4]、同世代随一の多様で正確なキックを放つGKとして高い評価を得た[1]。3年時には、高円宮杯EASTで優勝し、同チャンピオンシップ広島ユース戦でも自身のセーブとゴールでPK戦を制し青森山田の全国優勝に貢献、MVPを獲得した[5][6]同年度の高校選手権では瞬発力と冷静な判断で鉄壁を築き[7]決勝進出。決勝戦の前橋育英高校戦でもビッグセーブに加えて高精度のキックで得点に絡む攻守に大車輪の働きで[8] 大勝[7]。青森山田を初優勝に導いた[9][10]。大会を通じて優秀選手の一人に選出された[11]

2017年、ユース年代を過ごしたFC東京に加入[12][2]。当初はプロの展開の速さに戸惑ったが[13]、3月25日のJ3第3節相模原戦でU-23チームのメンバーとしてJリーグ初出場。無失点勝利でのプロデビューを飾った[14]。U-23では2年間で27試合に出場したが、トップチームでの出場機会は得られなかった。

2019年、J2レノファ山口FCに育成型期限付き移籍で加入[15]。2020年はFC町田ゼルビアに期限付き移籍した[16]

2021年、JFLラインメール青森FCに完全移籍[17][18]

2021年7月25日のJFL第18節、高知ユナイテッドSC戦の90+4分にゴール前に上がり、ダイレクトボレーシュートが決まり、プロ初ゴールを果たした[19]

2022年8月28日のJFL第19節FC TIAMO枚方戦で後半8分にPKで得点を挙げ2年連続ゴールを達成[20]

2023年7月10日のJFL第15節Honda FC戦で後半38分にコーナーキックからヘディングシュートで得点を挙げ3年連続ゴールを達成[21]。そしてこの年のJFLベストイレブンを獲得した[22]

2024年3月10日、JFL開幕戦対ミネベアミツミFC戦90+4分に同点弾となるPKを決め4年連続ゴールを達成。

所属クラブ[編集]

(FC東京スクールアドバンスクラス)[2]

個人成績[編集]

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2017 FC東京 30 J1 0 0 0 0 0 0 0 0
2018 0 0 0 0 0 0 0 0
2019 山口 50 J2 0 0 - 1 0 1 0
2020 町田 31 0 0 - - 0 0
2021 青森 17 JFL 26 1 - - 26 1
2022 30 1 - - 30 1
2023 27 1 - - 27 1
2024 -
通算 日本 J1 0 0 0 0 0 0 0 0
日本 J2 0 0 - 1 0 1 0
日本 JFL 83 3 - - 83 3
総通算 83 3 0 0 1 0 84 3
国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 期間通算
出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 期間通算
2017 F東23 30 J3 12 0 12 0
2018 15 0 15 0
通算 日本 J3 27 0 27 0
総通算 27 0 27 0

タイトル[編集]

チーム[編集]

青森山田高校

代表[編集]

U-19日本代表

個人[編集]

代表歴[編集]

  • U-18日本代表
    • Panda Cup (2015年)
    • SBSカップ 国際ユースサッカー (2015年)
    • 長安フォードカップ CFA 国際ユース(U-18)フットボールトーナメント青島 (2015年)
    • AFC U-19選手権2016・予選(2015年)
  • U-19日本代表
    • 水原JSカップ (2016年)
    • バーレーン U-19カップ (2016年)
    • SBSカップ 国際ユースサッカー (2016年)
    • AFC U-19選手権2016 (2016年)
  • 日本高校サッカー選抜
    • NEXT GENERATION MATCH(2017年)
    • デュッセルドルフ国際ユースサッカー大会(2017年)

脚注[編集]

  1. ^ a b 高円宮杯プレミアリーグで目撃せよ!! 十代のゴールキーパー達の青春。(1/5) Number web (2016年4月13日)
  2. ^ a b c d 廣末陸選手(青森山田高校)来季新加入内定のお知らせ FC東京 (2016年7月15日)
  3. ^ a b c d e 【インハイ・ピックアップ選手】青森山田の1年生GK廣末陸、屈辱晴らすPK戦3セーブ SOCCER KING (2014年8月3日)
  4. ^ a b c d 高円宮杯プレミアリーグで目撃せよ!! 十代のゴールキーパー達の青春。(2/5) Number web (2016年4月13日)
  5. ^ a b c 青森山田V GK広末“神ってる力”呼ぶルーティン 日刊スポーツ (2016年12月18日)
  6. ^ 青森山田がチャンピオンシップ制し、「高校年代真の日本一」に! ゲキサカ (2016年12月17日) 2016年12月17日閲覧。
  7. ^ a b 攻守に躍動“廣末陸に始まり、廣末陸に終わった”選手権経て、プロの世界へ SOCCERKING (2017年1月9日)
  8. ^ “守護神”広末、攻守で大車輪! FC東京でのさらなる飛躍誓 スポーツニッポン (2017年1月10日)
  9. ^ 決め切るFWと守り切るGK。青森山田を初優勝に導いた2人のヒーロー (3/4) web Sportiva (2017年1月11日)
  10. ^ 青森山田が悲願の初優勝 2ゴールのFW鳴海が大会6得点で得点王 デイリースポーツ (2017年1月9日) 2017年1月9日閲覧。
  11. ^ 第95回全国高等学校サッカー選手権大会 青森山田高校が優勝”. JFA (2017年1月10日). 2023年1月11日閲覧。
  12. ^ 青森山田GK廣末陸、“古巣”FC東京に加入内定「小さい頃から愛着のあるクラブ」サッカーキング (2016年7月15日)
  13. ^ 「僕は完璧にしたい」。近年の選手権で最もインパクト残した優勝GK廣末陸、FC東京、新しいステージへの決意 ゲキサカ (2017年2月23日)
  14. ^ GK廣末陸がJデビュー!! MF小林幹が決勝弾のF東23、相模原シャットアウトで今季初白星 ゲキサカ(2017年3月25日)2017年3月25日閲覧
  15. ^ 廣末 陸 選手 FC東京より育成型期限付き移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)レノファ山口FC、2019年1月10日http://www.renofa.com/archives/40618/2019年2月14日閲覧 
  16. ^ FC東京の21歳GK廣末陸、来季は町田にレンタル「J2優勝、J1昇格のために全力で頑張りたい」 ゲキサカ(2019年12月28日)2019年12月28日閲覧。
  17. ^ 廣末陸選手 ラインメール青森FCへ完全移籍のお知らせ』(プレスリリース)FC東京、2021年1月12日https://www.fctokyo.co.jp/news/120082021年1月12日閲覧 
  18. ^ 廣末陸選手 完全移籍加入のお知らせ』(プレスリリース)ラインメール青森FC、2021年1月12日https://reinmeer-aomori.jp/20210112-2/2021年1月12日閲覧 
  19. ^ JFLで衝撃ゴール!GK廣末陸が弾丸ミドルボレー。90+4分青森が高知に追い付く - サカノワ、2021年7月25日(2021年8月4日閲覧)
  20. ^ JFL青森のGK廣末陸が今季初ゴール! 2季連続で得点中”. ゲキサカ (2022年8月28日). 2023年7月10日閲覧。
  21. ^ 夏の風物詩!? ラインメール青森GK廣末陸がまたまた決めた!! 巧みなヘッドでJFL3季連続ゴール”. ゲキサカ (2023年7月9日). 2023年7月10日閲覧。
  22. ^ 第25回日本フットボールリーグ受賞者(チーム・個人)決定のお知らせ』(プレスリリース)日本フットボールリーグ、2023年12月5日http://www.jfl.or.jp/jfl-pc/view/s.php?a=22002023年12月29日閲覧 
  23. ^ 船橋市立船橋高等学校が優勝! 平成28年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会 男子 日本サッカー協会 (2016年8月4日)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]