現役中に亡くなったプロ野球選手の一覧

現役中に亡くなったプロ野球選手の一覧は、現役中に死亡したプロ野球選手の一覧である。

ここではプロ野球のチーム名簿に選手登録されている時に亡くなった人物を取り上げる。引退を表明していないが、契約チームが決まっていなかった選手は除く。

選手一覧[編集]

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  • 選手名はファーストネームの50音順ソート。没年齢満年齢で表記。

日本プロ野球[編集]

選手名 所属球団 没年月日 没年齢 死因 詳細
さとう/佐藤喜久雄 とうきようせねたーす/東京セネタース 1936年7月29日 18歳 熱中症 試合中に酷暑から熱中症となった上、肺炎と脳の病などを併発。
きたい/北井正雄 はんきゆうくん/阪急軍 1937年8月7日 24歳 腸チフス
かんた/神田武夫 なんかいくん/南海軍 1943年7月27日 21歳 肋膜炎
くろさわ/黒沢俊夫 きよしん/巨人 1947年6月23日 33歳 腸チフス
にしくら/西倉実 たかはし/高橋 1955年12月19日 26歳 (不明)
かとう/加藤斌 ちゆうにち/中日 1965年1月4日 20歳 自動車事故死 運転していた自動車が民家のブロック塀に正面衝突。
つちはし/土橋修 はんしん/阪神 1966年12月21日 22歳 自動車事故死 道路を横断中に自動車に撥ねられた。
うさみ/宇佐美和雄 にしてつ/西鉄 1969年3月14日 18歳 外傷性ショック 練習中に他の選手が放った打球が左胸を直撃。
しやくそん/ルー・ジャクソン あとむす/アトムズ 1969年5月27日 33歳 膵臓がん
ゆくち/湯口敏彦 きよしん/巨人 1973年3月22日 20歳 心臓麻痺 うつ病を発症して入院中の死亡だったためマスコミにより自殺説が報じられ、巨人はバッシングを受けた。(湯口事件
いたさわ/板沢峰生 せいふ/西武 1980年12月3日 19歳 急性心不全 帰省中に急死。
くほてら/久保寺雄二 なんかい/南海 1985年1月4日 26歳 急性心不全 帰省中に急死。
ふしい/藤井将雄 たいええ/ダイエー 2000年10月13日 31歳 肺がん 家族の意向で当初は間質性肺炎が死因と報じられた。
てるとろ/ミゲール・デルトロ せいふ/西武 2001年10月6日 29歳 自動車事故死 帰国直後に乗っていた自動車の衝突事故で死亡[1]
おせ/小瀬浩之 おりつくす/オリックス 2010年2月5日 24歳 転落死 春季キャンプ中にホテル10階の自室から転落。
きのした/木下雄介 ちゆうにち/中日 2021年8月3日 27歳 劇症型心筋炎 リハビリ中に心筋炎になり死亡

日本の独立リーグ[編集]

選手名 所属球団 没年月日 没年齢 死因 詳細
やくししん/薬師神真之 BFLひようこ/BFL兵庫 2016年8月31日 25歳   寮で就寝中に突然死。

メジャーリーグベースボール以前のアメリカプロ野球[編集]

選手名 所属球団 没年月日 没年齢 死因 詳細
くれいとん/ジム・クレイトン あとらんていつくす/エクセルシオール英語版 1862年10月18日 21歳 失血死 以前から患っていた内臓ヘルニアの影響で試合中バットを振った時の衝撃で内臓破裂を起こし、4日後に出血多量で死亡。
さあく/アル・サーク あとらんていつくす/アトランティックス 1872年9月1日 22歳 溺死 釣りをしている最中に溺死。

メジャーリーグベースボール[編集]

選手名 所属球団 没年月日 没年齢 死因 詳細
ふああかそん/チャーリー・ファーガソン英語版 くええかあす/クエーカーズ 1888年4月29日 25歳 腸チフス
ふおかてい/ジム・フォガティ かふす/アスレチックス 1891年5月20日 27歳 結核
はあけん/マーティ・バーゲン ひいんいいたあす/ビーンイーターズ 1900年1月19日 28歳 自殺 前年の長男の死で統合失調症を患い、親友や妻が自分を毒殺しようとする幻覚を抱え、家族を殺害した後に自殺。
ていらあ/ジャック・テイラー英語版 れつつ/レッズ 1900年2月7日 26歳 腎臓炎 腎臓炎の一種ブライト病を患い、死去。
おふらいえん/トム・オブライエン しやいあんつ/ジャイアンツ 1901年2月3日 27歳 多臓器不全 船旅中に船酔いを治すために海水を大量に飲み、多量の塩分による多臓器不全で死亡。
てらはんてい/エド・デラハンティ せねたあす/セネタース 1903年7月2日 35歳 溺死 泥酔して列車から強制的に降ろされた後、駅の近くの鉄道橋からナイアガラ川へ転落し、後日ナイアガラの滝の下流で遺体となって発見された。
すたる/チック・スタル あめりかんす/アメリカンズ 1907年3月28日 34歳 自殺 スプリングトレーニング中にフェノールを飲んで自殺したが、動機は未だに不明。
とおらん/コージー・ドーラン英語版 ひいんいいたあす/ビーンイーターズ 1907年3月29日 34歳 腸チフス スプリングトレーニング中に死亡。
はわあす/ダク・パワーズ あすれちつくす/アスレチックス 1909年4月26日 39歳 壊疽 試合でファウルボールを追って壁に衝突して腹部を負傷、壊疽による腹膜炎で2週間後に死亡。
すとろおく/アラン・ストローク英語版 /れつつレッズ 1910年3月18日 25歳 蓄膿症 レンサ球菌の感染による発症で死亡。
しよす/アディ・ジョス /なつふすナップス 1911年4月14日 31歳 結核性髄膜炎
ちやつふまん/レイ・チャップマン /いんていあんすインディアンス 1920年8月17日 29歳 脳内出血 試合でカール・メイズから頭部死球を受け、翌日に死亡。
ほおける/トニー・ボーケル英語版 /ふれえふすブレーブス 1924年2月16日 31歳 自動車事故死 乗車していた自動車がトラックと衝突事故を起こして死亡。
とおはあと/ジェイク・ドーバート /れつつレッズ 1924年9月20日 40歳 虫垂炎 手術を受けたが病状は改善せず、1週間後に死亡。
れりあん/ウォルト・レリアン英語版 /ふいりいすフィリーズ 1929年10月22日 26歳 自動車事故死 ミサの帰りに、暴走したトラックに撥ねられて死亡。
かあるそん/ハル・カールソン英語版 /かふすカブス 1930年5月28日 38歳 胃内出血
こおねつきい/レン・コーネッキー /としやあすドジャース 1935年9月17日 31歳 脳内出血 チャーター便の飛行機搭乗中にトラブルを起こし、パイロットに消火器で頭を殴られ死亡。
はあしゆはあかあ/ウィラード・ハーシュバーガー /れつつレッズ 1940年8月3日 30歳 自殺 自身が捕手としてフル出場した2試合連続で、所属チームは終盤までリードしながら、最終的にサヨナラ負けを喫する。これを自己批判し、2戦目の翌日に衝動的にカミソリで喉を切って自殺[4]
ほんはむ/タイニー・ボンハム英語版 /はいれえつパイレーツ 1949年8月15日 36歳 合併症 投球後に痛みを訴えて虫垂炎の緊急手術を受けたが、合併症により死亡。
あかにす/ハリー・アガニス英語版 /れつとそつくすレッドソックス 1955年6月27日 26歳 肺塞栓症 肺炎を患って入院した後に死亡。
かすてえる/トム・ガステール英語版 /おりおおるすオリオールズ 1956年9月20日 24歳 航空事故死 操縦していた小型飛行機ERCO エアクーペチェサピーク湾に墜落して死亡。
ひいと/チャーリー・ピート英語版 /かあしなるすカージナルス 1956年11月27日 27歳 航空事故死 アエロポスタル・ベネズエラ航空253便墜落事故英語版に巻き込まれ死亡。
はふす/ケン・ハブス /かふすカブス 1964年2月15日 22歳 航空事故死 飛行機恐怖症を克服するためにパイロット免許を取得したものの、1ヶ月後に墜落事故死。
ふえんてす/ミゲル・フエンテス英語版 /はいろつつパイロッツ 1970年1月29日 23歳 他殺 故郷プエルトリコのバーで外へ出て自分の車の後方へ行ったところ、自動車盗と勘違いされ、銃で3発撃たれ死亡。
えともんとそん/ポール・エドモンドソン英語版 /かあしなるすカージナルス 1970年2月13日 27歳 自動車事故死 国道101号線でスリップ事故を起こし、対向車と正面衝突し死亡。
くれめんて/ロベルト・クレメンテ /はいれえつパイレーツ 1972年12月31日 38歳 航空事故死 大地震が発生したニカラグアへの救援物資を積んだチャーター機に乗るが、機体がカリブ海へ墜落し事故死。
ういるそん/ドン・ウィルソン /あすとろすアストロズ 1975年1月5日 29歳 一酸化炭素中毒 自宅にて偶発的な一酸化炭素中毒による事故死。
むうす/ボブ・ムース英語版 /はいれえつパイレーツ 1976年10月9日 29歳 自動車事故死 29歳の誕生日に自動車事故死。(生没同日
とんふそん/ダニー・トンプソン英語版 /れんしやあすレンジャーズ 1976年12月10日 29歳 白血病 白血病を患い、脾臓の手術を受けたが一週間後に合併症のため死亡。
ふりせら/デニー・フリセラ英語版 /ふるわあすブルワーズ 1977年1月1日 30歳 事故死 バギーの事故で死亡。
ほすとつく/ライマン・ボストック /えんせるすエンゼルス 1978年9月23日 27歳 他殺 自動車で移動中、隣の女性と浮気をしていると女性の夫が疑い、夫が発射した散弾銃の弾丸が頭部を直撃し死亡。  
まんそん/サーマン・マンソン /やんきいすヤンキース 1979年8月2日 32歳 航空事故死 自家用小型飛行機を操縦中に木に衝突して墜落事故死。
おりん/スティーブ・オリン /いんていあんすインディアンス 1993年3月22日 27歳 水難事故死 スプリングトレーニング中にフロリダ州の湖にて乗船したボートが桟橋に衝突して事故死。
くるうす/ティム・クルーズ /いんていあんすインディアンス 1993年3月23日 31歳 水難事故死 スプリングトレーニング中にフロリダ州の湖にて乗船したボートが桟橋に衝突して事故死。
/しやあはあそんマイク・シャーパーソン /パドレス 1996年5月26日 34歳 自動車事故死 トリプルA在籍時に本拠地のあるネバダ州ラスベガスフリーウェイで事故死。事故はメジャー昇格が決まり、パドレスと合流する為の移動で使う空港に向かっている最中に発生したものだった。
たあ/マイク・ダー /はとれすパドレス 2002年2月15日 25歳 自動車事故死 スプリングトレーニング前に自身が運転する自動車で単独事故を起こし、同乗していたマイナーリーガー1名と共に事故死。ダーは飲酒運転の状態だった。
かいる/ダリル・カイル /かあしなるすカージナルス 2002年6月22日 33歳 心臓発作 遠征先のシカゴのホテルにて睡眠中に心臓発作を起こして急死。
へつくらあ/スティーブ・ベックラー /おりおおるすオリオールズ 2003年2月17日 23歳 合併症 直接の死因は熱射病だが、これはチームドクターのアドバイスを無視した、減量用サプリメントのエフェドラによる副作用と無理な減量プログラムによるものだった。
すてんそん/ダーネル・ステンソン /れつつレッズ 2003年9月28日 25歳 他殺 強盗に頭と胸を何度も撃たれた後、盗まれた自分の自動車に轢かれて死亡。
らいとる/コリー・ライドル /やんきいすヤンキース 2006年10月11日 34歳 航空事故死 自家用小型飛行機を操縦中にマンハッタンの高層マンションに衝突して死亡。
はんこつく/ジョシュ・ハンコック /かあしなるすカージナルス 2007年4月29日 29歳 自動車事故死 飲酒運転による事故死。車内からマリファナが発見された。
けねてい/ジョー・ケネディ /ふるーしえいすブルージェイズ 2007年11月23日 28歳 高血圧性心疾患 友人の結婚式で滞在中に死去。
えいてんはあと/ニック・エイデンハート /えんせるすエンゼルス 2009年4月9日 22歳 自動車事故死 乗車していた自動車が飲酒運転の車に追突され事故死。
はるまん/グレッグ・ハルマン /まりなあすマリナーズ 2011年11月21日 24歳 他殺 母国オランダの自宅で、深夜の音楽の音量を巡って同じアパートに住む弟のジェイソン・ハルマンと口論になった末に刺殺された。
たへらす/オスカー・タベラス /かあしなるすカージナルス 2014年10月26日 22歳 自動車事故死 母国のドミニカ共和国で恋人を乗せて運転中に交通事故に遭い死亡。
はんそん/トミー・ハンソン /しやいあんつジャイアンツ 2015年11月9日 29歳 臓器不全 前日の朝に友人宅で呼吸困難に陥り病院に救急搬送されたが、翌日死去。
ふえるなんてす/ホセ・フェルナンデス /まありんすマーリンズ 2016年9月25日 24歳 水難事故死 マイアミのビーチで搭乗中のボートが岩礁に衝突し事故死。
へんちゆら/ヨーダノ・ベンチュラ /ろいやるすロイヤルズ 2017年1月22日 25歳 自動車事故死 ドミニカ共和国中部で愛車を運転中、曲線道路で車の制御を失い横転事故を起こし、車から放り出され即死。
すかつくす/タイラー・スカッグス /えんせるすエンゼルス 2019年7月1日 27歳 他殺による窒息死 遠征先のテキサス州サウスレーク英語版のホテルで急死。アルコール及びオピオイド中毒の状態で吐瀉物を誤嚥したことによる窒息事故死と結論付けられたが、後に当時の球団広報部長が薬物を提供しスカッグスを死なせたとして逮捕・起訴され、有罪判決が下された。

ニグロリーグベースボール[編集]

選手名 所属球団 没年月日 没年齢 死因 詳細
らす/ピシアス・ラス英語版 ジャイアンツ 1930年8月9日 26歳 結核
ういりあむす/チャーリー・ウィリアムズ英語版 ジャイアンツ 1931年7月6日 27歳 プトマイン中毒
すみす/チノ・スミス英語版 ジャイアンツ 1932年1月16日 28歳 黄熱病
うおおふいいると/フランク・ウォーフィールド英語版 パイロッツ英語版 1932年7月24日 35歳 心臓発作
きふそん/ジョシュ・ギブソン グレイズ 1947年1月20日 35歳 脳卒中 酒の飲み過ぎなどが原因で急死。

韓国プロ野球[編集]

選手名 所属球団 没年月日 没年齢 死因 詳細
きむよんしん/金栄伸 OB 1986年8月15日 24歳 溺死 漢江下流で溺死体で発見。成績低迷に悲観しての自殺と結論付けられた。
きむでひょん/金大鉉朝鮮語版 ヘテ 1988年8月27日 26歳 自動車事故死 試合に向かう途中に乗車していた自動車がトラックと衝突し事故死。
きむさんじん/金相辰 ヘテ 1999年6月10日 22歳 胃癌 前年のオフに胃癌と脳の病を発症し、半年間の闘病の末死去。
いきゆふあん/李揆歓朝鮮語版 斗山 2012年1月13日 22歳 転落死 新人研修中に酒に酔って死亡。
いとうふあん/李斗煥朝鮮語版 起亜 2012年12月21日 24歳 骨肉腫 2011年11月に肺癌を発症し1年以上の闘病生活の末に病死。
いちやんひ/李張熙朝鮮語版 LG 2013年7月15日 23歳 転落死 ソウル特別市松坡区の立体駐車場付近で転落死した状態で発見された。
まるて/アンディ・マルテ KT 2017年1月22日 33歳 自動車事故死 故郷ドミニカ共和国で自身の運転する車が道路脇の住宅に激突し事故死[5]
きむそんふん/金成勲朝鮮語版 ハンファ 2019年11月23日 21歳 転落死 秋季キャンプ後に地元で酒に酔って死亡。
きむそんみん/金先珉朝鮮語版 KT 2021年11月30日 31歳 自動車事故死 乗車していた自動車がガードレールと衝突し事故死[6]

台湾プロ野球[編集]

  • 中華職業棒球大聯盟のタイトル・表彰の獲得経験やオールスターゲーム選出経験のある選手は銀色表記。
選手名 所属球団 没年月日 没年齢 死因 詳細
らす/林文城中国語版 兄弟 1992年3月6日 27歳 自動車事故死 バイクで他の車に追突され事故死。
はあはあ/ミルトン・ハーパー中国語版 味全 1993年10月16日 31歳 転落死 アンフェタミンを過剰摂取した後に興奮してボンネットの上に落ちる衝撃で死亡。
えんかあなしおん/マリオ・エンカーナシオン英語版 誠泰 2005年10月3日 30歳 胃腸炎 数週間前から胃腸炎で苦しんでおり、先天性の医学的症状で死亡。

オランダ野球[編集]

  • ホーフトクラッセのタイトル・表彰の獲得経験やオールスターゲーム選出経験のある選手は銀色表記。
選手名 所属球団 没年月日 没年齢 死因 詳細
はんはあかあ/ハルトフ・ハンバーガー OVVOオランダ語版 1924年10月10日 37歳 9日の試合中にラインドライブ打球が頭部を直撃。事故当日はめまいを起こした程度で命に別状はないと見られていたものの、翌日に自宅で昏睡状態に陥り死亡した。

脚注[編集]

  1. ^ このシーズン限りでの退団が決まっていたが、死去時点では自由契約になっていなかったため、現役中として扱う。
  2. ^ Major leaguers who died in-season ESPN
  3. ^ Died while active BR Bullpen
  4. ^ 尚、2020年シーズン終了時点でシーズン中に現役選手が明確に自殺したと断定された唯一の例である。
  5. ^ 死去時点では自由契約になっていなかったため、現役中として扱う。
  6. ^ 死去時点で正式に引退を表明していなかったため、現役中として扱う。

関連項目[編集]