習志野市立習志野高等学校

習志野市立習志野高等学校
地図北緯35度41分40.6秒 東経140度03分57.0秒 / 北緯35.694611度 東経140.065833度 / 35.694611; 140.065833座標: 北緯35度41分40.6秒 東経140度03分57.0秒 / 北緯35.694611度 東経140.065833度 / 35.694611; 140.065833
国公私立の別 公立学校
設置者 習志野市
学区 (普通科)第2学区(県立高と共通)
(商業科)県内全域[1][2]
設立年月日 1957年4月1日昭和32年)
創立記念日 11月5日(校舎落成記念式典を昭和32年11月5日開催し、以降、創立記念日となる)
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
商業科
学期 3学期制
学校コード D112210001289 ウィキデータを編集
高校コード 12192E
所在地 275-0001 
千葉県習志野市東習志野一丁目2番1号
外部リンク 公式ウェブサイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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習志野市立習志野高等学校の位置(千葉県内)
習志野市立習志野高等学校

習志野市立習志野高等学校(ならしのしりつならしのこうとうがっこう)は、千葉県習志野市東習志野一丁目にある市立高等学校。通称は「市立習志野」(いちりつならしの)、「習高」(ならこう)。

概観[編集]

1957年、初代習志野市長の白鳥義三郎指導のもと創立。全日制・定時制課程にそれぞれ普通科と商業科の2学科を擁する。初代校長は、のちに日本体育協会副会長や八千代松陰中学・高校創立者となった山口久太。習志野高校の校歌は、山口の作詞によるものである[3]

1975年に東習志野に移転するまで、現在の京成津田沼駅周辺(習志野市役所の向かい側)に校舎を構えていた。

部活動が盛んで、サッカー野球ボクシングバレーボールの強豪校である。

サッカー部は1965年と1971年の全国高校サッカー選手権や、1995年のインターハイで全国制覇の経験がある。野球部は甲子園常連校で、公立高校ながら1967年と1975年の夏の甲子園で2度の全国制覇を成し遂げた。

文化部では、吹奏楽部全日本吹奏楽コンクール全日本マーチングコンテスト等で連続出場を維持し歴代成績において全国上位3校に含まれる成績を残している。 

夏休みには習志野市の姉妹都市、アメリカ合衆国アラバマ州タスカルーサ市で行う海外英語研修がある(希望者対象)。

正門脇にあるダイオウマツ(7本)は、2002年11月15日に「習志野市名木百選」に指定された。

定時制については、創立以来57年で2064人(普通科1298人・商業科766人)の卒業生を送り出し、2014年3月末日をもって閉課程となった[4][5]

設置学科[編集]

全日制

※定時制(普通科・商業科)は、2014年3月末日をもって閉課程。

所在史[編集]

  • 江戸時代小金牧の下野牧の一部となる。
  • 1873年 陸軍習志野錬兵場が設置、本地も習志野と呼ばれるようになる。
  • 習志野陸軍糧秣廠倉庫が建てられる。
  • 戦後は習志野刑務所として利用される。
  • 1975年 習志野市立習志野高等学校(普通教室・特別教室・第一体育館・運動場)が移転

沿革[編集]

施設[編集]

※①学校敷地面積:24560㎡、②運動場:14731㎡、③第二運動場:18083㎡、①②③合計:57374㎡。

  • 普通教室棟
  • 特別教室棟
  • 管理棟
  • 多目的棟(音楽ホール・食堂・空手道場)
  • 部室
  • 第一体育館
バレーボール部・バスケットボール部練習場となっていて、中2階はボクシング部・レスリング部練習場として使用。
  • 第二体育館
1階は柔道場・剣道場、2階は体操部・バドミントン部練習場、3階は演劇部練習場となっている。
  • 習友館(セミナーハウス)
2001年に完成し、1階はミーティングルーム、2階は畳の部屋や男女別の大浴場がある。部活動の合宿・各種会議・授業、地域の集会などで利用される。
  • テニスコート(3面)
  • 弓道場
  • 第1グラウンド(校内)
  • 第2グラウンド(野球部グラウンド)
両翼98m・中堅122m規模で、室内練習場もある。本校から自転車で約10分の習志野演習場に隣接する「習志野市東習志野7-6-3」にある。

部活動[編集]

全国大会での実績[編集]

  • 吹奏楽部は、1981年に全日本吹奏楽コンクール全国大会に初出場後、2014年まで5出休み、3出休み(3年連続全国大会出場団体は欠場となる)以外連続出場、全国大会成績は金賞23回、銀賞10回、銅賞0回。
西の淀川工科高とともに東の習志野高校を吹奏楽高校分野では横綱[6] と呼ばれている。
5年連続金賞受賞による1990年第38回全日本吹奏楽コンクール特別演奏においてブラックライト音楽劇を披露。
ブラックライト音楽劇を全国に広める機会となる。
ブラックライト音楽劇は過去、東京立正中学校・高等学校との合同練習から取り入れるようになった
全日本吹奏楽コンクール
 通算36回(金賞25回、銀賞11回、5年連続金賞による特別演奏1回)・・3出/5出休含む連続継続中
休み内訳 - 5年連続金1回、3年連続金1回、3年連続出場4回
5年連続金特別演奏、3年連続金休み、3年連続出場休みを達成しているのは3校しかない 他は淀川工科高、天理高
全日本マーチングコンテスト 通算20回出場(金賞18回、銀賞1回、優秀1回)・・3出休含む連続継続中
マーチングスタイルは駒澤大学吹奏楽部スタイルがベースでこれに自衛隊スタイルをプラスアルファ
全日本アンサンブルコンテスト 通算19回(19団体)出場(金賞6回、銀賞12回、銅賞1回、全国大会中止1回(2020))
その他 日本学校合奏コンクール (管弦楽参加の全国大会)の常連である。
しかし、全日本高等学校選抜吹奏楽大会全日本高等学校吹奏楽大会in横浜へは参加していない。
吹奏楽部名義のCD、DVD
  1. 吹奏楽の伝説 習志野市立習志野高等学校吹奏楽部(1997年7月25日 1990年までの代表曲収録)
  2. 響け 習高SOUND 20年間のアルバム(2001年9月20日 TOWER)
  3. 笑いと発想で奏でる!〜習志野高校吹奏楽部の指導理念と日常練習の流れ(2011年1月 ジャパンライム)
  4. 習志野市立習志野高等学校吹奏楽部 コンクール名演集1981-2010(2011年11月28日 ブレーン)
  5. 彩響〜習高サウンド〜(2012年12月19日 USMジャパン)
  6. 習志野高校吹奏楽部DVD NARAKOU THE MASTERPIECE (2018年2月17日 習志野市[7]
  7. Narashino Marching Collection 過去15回のマーチング全国大会の軌跡(2018年3月1日 パルス東京)[8]
  8. 習志野市立習志野高等学校吹奏楽部 コンクール名演集2(2018年2月28日 ブレーン)[9]
  9. ブラバン・ディズニー! 2 (2017年3月22日 ウォルト・ディズニー・レコード
 ひとりぼっちの晩餐会 [美女と野獣]、東京ディズニーランド・メドレー、ホエン・シー・ラヴド・ミー [トイ・ストーリー2] 演奏
定期演奏会は毎年11月最終週の週末(土日)に開催されるがチケットは例年販売開始後1時間以内に完売となる。
毎年6月に習志野市社会福祉協議会主催の「福祉コンサート」を開催・・春の定期演奏会とも呼ばれる。
テレビ出演
2004年に日本テレビの『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』の1コーナーである『日本列島 部活動の旅』に吹奏楽部が密着取材を受ける。
2010年に市立船橋高校密着取材時に出演
2011年・2012年マーチングバンド部の旅に出演
2013年吹奏楽部の旅(東関東)に出演
演奏活動
1986年11月、NHKホールで開催された第1回国民文化祭開会式「式典演奏」を担当した。
日頃の練習とは別に毎週末、近隣施設への演奏会、福祉活動、全国各地からの招待演奏活動を実施
海外演奏活動は過去、欧州(ベルギー)、香港2回、米国3回、ニュージーランド、台湾で実施。
創部50周年・55周年・60周年
2013年2月10日習志野文化ホールにて習志野高校吹奏楽部創部50周年記念演奏会が開催される。
現役、OB/OGを含めた様々な年齢層による演奏、内容からスクールバンドの理想と評される・・BandJournal2013年4月号
後日、創立50周年記念誌が発行される。
2018年2月25日 幕張メッセイベントホールにて習志野高校吹奏楽部創部55周年記念特別演奏会が開催される。
現役、OB/OGを含めた総勢600名 満員の観客5000名、5時間半の演奏を成し遂げる。[10]
2023年2月12日 習志野文化ホールにて習志野高校吹奏楽部創部60周年記念演奏会が開催される。[11]
他部活応援
他の吹奏楽強豪校と異なるのは基本的に部員全員応援であること
詳しくは習志野市立習志野高等学校#応援を参照
部訓
悔いのない一日を!
野球応援コンサート(習志野高校吹奏楽部&拓大紅陵吹奏楽部合同コンサート)
2015年6月21日 Baseball Supporters' Concert 2015 日本初の野球応援コンサートを拓大紅陵高校吹奏楽部と共催
千葉県文化会館にて開催し多くのメディアに取り上げられる[12]
2019年4月27日 フレンドシップコンサート2019春 第2弾が千葉県文化会館にて開催され、朝日新聞千葉地域面に取り上げられる。
2021年5月05日 野球応援コンサート2021 第3弾が習志野文化ホールにて開催される。
野球応援コンサートEXPO
2018年6月24日 全国高校野球選手権第100回大会を記念し幕張メッセで開催 他参加校:拓大紅陵・作新学院・大阪桐蔭・愛工大名電・東海大相模
朝日新聞主催、後援に高野連が入り公式なイベントであった[13]
公式HP[14]
朝日新聞提供の動画ダイジェスト[15]
選抜高等学校野球大会出場回数:4回(準優勝1回)
全国高等学校野球選手権大会出場回数:9回(優勝2回、ベスト8は2回)
  • 上記のほか、商業部・軽音楽部・文芸部・美術部・書道部・茶道部などがある。

応援[編集]

バトン部、吹奏楽部による応援
体育系クラブにて県大会決勝(準決勝の場合もある:夏の高校野球は1回戦から)になると、バトン部、吹奏楽部の応援がみられる。
レパートリーは30曲以上あり、新作も随時追加される。
2013年10月29日高校野球秋季関東大会にて初披露⇒ベン・ハー
他、レッツゴー習志野、アラバマ、アフリカンシンフォニーなど
2016年8月27日、QVCマリンフィールドで開催された U18高校代表対大学代表壮行試合 にて高校代表の応援団を務める。史上初の六大学応援団との応援対決 も実現。
2019年8月26日、明治神宮野球場で開催された 野球U18、大学代表に引き分け にて拓大紅陵とともに高校代表の応援団を務める。【侍J壮行試合】高校代表VS大学代表 番外編 美爆音炸裂!5回終了で応援合戦スタート も実現。美爆音の誕生と命名について朝日新聞の記事となる 習志野「美爆音」の正体は 震える球場、演奏に極意あり

レッツゴー習志野[編集]

オリジナル応援曲「レッツゴー習志野(Let's Go 習志野)」
習志野高校オリジナルの応援曲で吹奏楽部にて楽譜を保有。
作曲は昭和50年、同校吹奏楽部男性部員(当時の部長)
オリジナル曲につきスコア(楽譜)が存在する事及び著作を破棄していない。
【習志野市公式動画】習志野高校吹奏楽部 レッツゴー習志野 Official Music Video レッツゴー習志野 Official Music Video フルバージョン

著名な出身者[編集]

サッカー[編集]

選手名 出身 Pos 進路 主な所属 現在の所属
大野俊三 1964 1982 千葉県船橋市 DF 住友金属工業 鹿島アントラーズ 現役引退
藤川久孝 千葉県 MF 法政大学 名古屋グランパスエイト 現役引退
名塚善寛 1969 1987 千葉県船橋市 DF フジタ工業 ベルマーレ平塚 湘南ベルマーレコーチ
新明正広 1972 1990 千葉県 MF 東芝 ヴァンフォーレ甲府 現役引退
四方田修平 千葉県千葉市 順天堂大学 横浜FC監督
鈴木敬之 1973 1991 千葉県 GK 中央大学 FC東京 現役引退
岩瀬健 1975 1993 千葉県 MF 浦和レッドダイヤモンズ 大宮アルディージャ 大分トリニータヘッドコーチ
大塚真司 千葉県 MF ジェフユナイテッド市原 川崎フロンターレ ヴァンフォーレ甲府ヘッドコーチ
御厨景 1977 1995 千葉県 DF 横浜マリノス 横浜マリノス 現役引退
桜井啓 千葉県 GK 同志社大学 ベガルタ仙台 現役引退
小田島隆幸 神奈川県茅ヶ崎市 DF 中央大学 モンテディオ山形 現役引退
廣山望 千葉県袖ケ浦市 MF ジェフユナイテッド市原 ジェフユナイテッド市原 U-15日本代表コーチ
福田健二 愛媛県新居浜市 FW 名古屋グランパス 名古屋グランパス 横浜FCテクニカルダイレクター
薮崎真哉 1978 1996 千葉県千葉市 MF 柏レイソル 現役引退
加藤元気 千葉県船橋市 MF ウルグアイの旗リベルプールFC 現役引退
吉野智行 1980 1998 東京都台東区 MF 浦和レッズ 浦和レッズ 現役引退
菅野拓真英語版 神奈川県 FW ジェフユナイテッド市原 ジェフユナイテッド市原 現役引退
関隆倫 千葉県松戸市 MF 東洋大学 大宮アルディージャ 現役引退
玉田圭司 千葉県浦安市 FW 柏レイソル 名古屋グランパス 現役引退
本間勲 1981 1999 新潟県北蒲原郡中条町 MF アルビレックス新潟 アルビレックス新潟 現役引退
町田忠道 埼玉県本庄市 FW 柏レイソル 柏レイソル 現役引退
栗澤僚一 1982 2000 千葉県松戸市 MF 流通経済大学 柏レイソル 現役引退
池上礼一 1983 2001 千葉県千葉市 MF 仙台大学 FC東京 現役引退
柴小屋雄一 宮城県仙台市 DF 大分トリニータ 水戸ホーリーホック 現役引退
鈴鹿源太郎 1986 2004 千葉県 DF 流通経済大学 YSCC 現役引退
林堂眞 1989 2007 大阪府 DF 駒澤大学 愛媛FC カターレ富山
守田達弥 1990 2008 千葉県千葉市若葉区 GK 京都サンガ 京都サンガ 柏レイソル
稲葉亜我志 1999 2017 千葉県 GK 静岡産業大学 いわてグルージャ盛岡 いわてグルージャ盛岡

野球[編集]

バレーボール[編集]

ボクシング[編集]

  • 粟生隆寛プロボクサー・元WBC世界フェザー級王者、元WBC世界スーパーフェザー級王者)
  • 木村悠(プロボクサー・元WBC世界ライトフライ級王者)
  • 岩佐亮佑(プロボクサー・現IBF世界スーパーバンタム級暫定王者)
  • 坂本大輔(プロボクサー・元日本ウェルター級王者)
  • 堤駿斗(アマチュアボクサー・元高校6冠)

格闘技[編集]

その他スポーツ[編集]

ミュージシャン[編集]

その他[編集]

交通[編集]

周辺の施設[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]