芹香斗亜

せりか とあ
芹香 斗亜
生年月日 1月20日
出身地 日本の旗 日本 兵庫県神戸市
身長 173cm
血液型 B型
職業 舞台俳優
ジャンル 舞台
活動期間 2007年 -
活動内容 2007年:宝塚歌劇団入団、星組配属
2012年:花組へ異動
2017年:宙組へ異動
2023年:宙組トップスター就任
著名な家族 山沖之彦(父)
白川亜樹(母)
所属劇団 宝塚歌劇団
公式サイト 芹香斗亜 公式プロフィール
主な作品
宝塚歌劇
群盗
プロミセス、プロミセス
Xcalibur エクスカリバー
テンプレートを表示

芹香 斗亜(せりか とあ、1月20日[1] - )は、宝塚歌劇団宙組に所属する男役。宙組トップスター[2][3]

兵庫県神戸市[1][2]神戸海星女子学院中学校出身[1]。身長173cm[1][2]。血液型B型[4]。愛称は「キキ」[1]

来歴[編集]

2005年、宝塚音楽学校入学。

2007年、同校を卒業後、宝塚歌劇団に93期生として入団[5][2]。入団時の成績は28番[5]星組公演「さくら/シークレット・ハンター」で初舞台[5]。その後、星組に配属[5][3]

2010年の「愛と青春の旅だち」で新人公演初主演[6][7]

2012年4月2日付で花組へと組替え[8]。同年の「サン=テグジュペリ」で2度目の新人公演主演[9]。その後も3作連続で新人公演主演を務める。

2013年の「フォーエバー・ガーシュイン」でバウホール公演初主演[10][11][12]

2015年、明日海りお花乃まりあトップコンビ大劇場お披露目となる「カリスタの海に抱かれて/宝塚幻想曲」より、新生花組の2番手に昇格[13][14][15]

2017年の「MY HERO」(TBS赤坂ACTシアター・ドラマシティ公演)で、東上公演初主演[16][3]。同年10月30日付で宙組へと組替え[17]

2019年の「群盗」(ドラマシティ・日本青年館公演)で、宙組2番手として2度目の東上公演主演[18][19][15]

2021年の「プロミセス、プロミセス」(ドラマシティ・東京建物 Brillia HALL公演)で、3度目となる東上公演主演[20][21]

その後も2番手として8年に渡り雌伏の時期が続くが、2023年6月12日付で宙組9代目トップスターに就任[22][2]。入団17年目でのトップ就任は、大空祐飛北翔海莉の18年目に次ぎ、壮一帆の17年目と並ぶ遅咲きとなった[23]。また宝塚OGの娘がトップに就任するのも過去50年で初のこととなった[24]。相手役に春乃さくらを迎え、同年の「PAGAD/Sky Fantasy!」でトップコンビ大劇場お披露目を果たすも、宙組生徒の急死により、僅か2日で公演休止となる[25][26]

人物[編集]

父は元プロ野球選手の山沖之彦、母は元月組男役の白川亜樹[27][13]

芸名は家族で考え、「芹香」は「天空の」という意味を持つ自動車の名前セリカから、「斗亜」は母の芸名から1字貰い、赤ちゃんの名付け辞典から決めた[4]

愛称の「キキ」は、サンリオのキャラクター「リトルツインスターズ」のキキララに似ていると、安蘭けいが命名したことによる[15]

主な舞台[編集]

初舞台[編集]

星組時代[編集]

花組時代[編集]

宙組時代[編集]

宙組トップスター時代[編集]

出演イベント[編集]

  • 2011年7月、轟悠ディナーショー『Rendez-Vous〜今宵きみと〜』
  • 2011年12月、タカラヅカスペシャル2011『明日に架ける夢』
  • 2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル〜』
  • 2014年7月、『宝塚巴里祭2014』[30]
  • 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
  • 2015年9月、第53回『宝塚舞踊会』[31]
  • 2016年4月、『ME AND MY GIRL』前夜祭
  • 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
  • 2017年12月、タカラヅカスペシャル2017『ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年-』[32]
  • 2018年2月、『宙組誕生20周年記念イベント』
  • 2018年7月、『宝塚巴里祭2018』 主演[33]
  • 2019年10月、第55回『宝塚舞踊会〜祝舞御代煌(いわいまうみよのきらめき)〜』[34]
  • 2019年12月、タカラヅカスペシャル2019『Beautiful Harmony』
  • 2023年1月、芹香斗亜ディナーショー『KISS-kiki sing&swing-』 主演[35]

TV出演[編集]

広告・CM出演[編集]

受賞歴[編集]

  • 2013年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2012年度新人賞[37]
  • 2017年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2016年度努力賞[38]
  • 2020年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2019年度努力賞[39]
  • 2022年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2021年度努力賞[40]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b 柚香光と役替わり。
  2. ^ a b 鳳月杏と役替わり。
  3. ^ 瀬戸かずやと役替わり。
  4. ^ 水美舞斗と役替わり。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 『宝塚おとめ 2023年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2023年、132頁。ISBN 978-4-86649-223-0
  2. ^ a b c d e 宝塚歌劇宙組の次期トップコンビが芹香斗亜、春乃さくらに決定 スポーツ報知。
  3. ^ a b c d 宝塚宙組次期トップに芹香斗亜 花組で明日海りお、宙組で真風涼帆を支え17年目で就任 日刊スポーツ。
  4. ^ a b 『RISING STAR GUIDE 2013』 阪急コミュニケーションズ、2013年、74-75頁。ISBN 978-4-484-13507-6
  5. ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 119.
  6. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 318.
  7. ^ a b c d フェアリーインタビュー 星組 芹香斗亜”. ウィズたからづか. 2013年12月9日閲覧。
  8. ^ 『2011年宝塚 Stage Album』 阪急コミュニケーションズ、2012年、85頁。ISBN 978-4-484-12505-3
  9. ^ a b c d 100年史(舞台) 2014, p. 320.
  10. ^ a b c 100年史(舞台) 2014, p. 244.
  11. ^ a b c d 名取千里 (2013年9月1日). “新人公演で主演し、ショーでは初の女役で トップとデュエットダンスを。”. ウィズたからづか. http://www.with-takarazuka.com/fairy/2013/09/ 2019年10月23日閲覧。 
  12. ^ a b c d 阪急交通社 新イメージキャラクターに宝塚歌劇団花組 芹香斗亜(せりか とあ)を起用”. 阪急交通社プレスリリース (2015年4月20日). 2015年4月20日閲覧。
  13. ^ a b c 元阪急・山沖氏の愛娘が宝塚花組二番手 デイリースポーツ。
  14. ^ a b フレッシュさ満点、花組新時代の幕開けを感じる スターファイル。
  15. ^ a b c d e f g 芹香斗亜、異動後初センター「群盗」26日から東京公演スタート!”. スポーツ報知. 2019年2月3日閲覧。
  16. ^ a b 橘涼香 (2017年3月19日). “宝塚歌劇が特撮ヒーローものに挑んだ芹香斗亜東京初主演作品!宝塚花組公演『MY HERO』”. 宝塚ジャーナル. http://takarazuka-j.blog.jp/archives/1878329.html 2019年10月23日閲覧。 
  17. ^ a b c “花組2番手スター芹香斗亜が10・30付で宙組へ”. 日刊スポーツ. (2017年7月7日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1851619.html 2019年10月10日閲覧。 
  18. ^ a b 芹香斗亜率いる若手の力量を感じさせる宝塚宙組公演『群盗-Die Räuber-』”. 宝塚ジャーナル. 2019年10月8日閲覧。
  19. ^ a b 宝塚・芹香斗亜、宙組組替後初主演「絆を大切に」 デイリースポーツ。
  20. ^ a b c 宙組芹香斗亜2年9カ月ぶり主演、男役15年の包容力で「宝塚の二枚目像」 日刊スポーツ。
  21. ^ a b c 宝塚宙組・芹香斗亜が「プロミセス、プロミセス」で持ち前のコメディーセンス発揮 スポーツ報知。
  22. ^ a b 宝塚歌劇宙組新トップコンビ、芹香斗亜&春乃さくらの始動作「エクスカリバー」開幕 「緊張と楽しみがせめぎ合っています」 スポーツ報知。
  23. ^ a b 宙組・芹香斗亜、入団17年悲願の本拠地センター「お披露目でこんな癖の強い役って…」春乃さくら「学んだこと出し切りたい」 スポーツ報知。
  24. ^ 宝塚 宙組新トップスター芹香斗亜 本拠地お披露目 大羽根に万雷の拍手 デイリースポーツ。
  25. ^ a b 宝塚歌劇宙組新トップコンビ・芹香斗亜&春乃さくらの本拠地お披露目開幕!桜木みなとは昇格の羽根 スポーツ報知。
  26. ^ a b 【宝塚】組替え中止に劇団も「近年では記憶にない」と異例認める ファンも「初めてでは?」 日刊スポーツ。
  27. ^ 100年史(人物) 2014, p. 28.
  28. ^ 宝塚宙組「エクスカリバー」芹香斗亜、葛藤する王りりしく 産経ニュース。
  29. ^ 宝塚歌劇団宙組の公演再開が決定、齋藤吉正のレビュー「Le Grand Escalier」を上演 ステージナタリー。
  30. ^ 宝塚巴里祭2014('14年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  31. ^ 第53回「宝塚舞踊会」('15年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  32. ^ タカラヅカの祭典で宙組新トップコンビ初お目見え!芹香斗亜も宙組デビュー スポーツ報知。
  33. ^ 宝塚巴里祭2018('18年・ホテル阪急インターナショナル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  34. ^ 第55回「宝塚舞踊会〜祝舞御代煌〜」('19年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  35. ^ 芹香斗亜ディナーショー「KISS-kiki sing&swing-」('23年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  36. ^ タカラジェンヌ7名がCMに一挙出演! 美しい“歩き”を颯爽と披露 ORICON STYLE。
  37. ^ 100年史(人物) 2014, p. 53.
  38. ^ 『2017年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2018年、87頁。ISBN 978-4-86649-050-2
  39. ^ 『2020年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2021年、55頁。ISBN 978-4-86649-159-2
  40. ^ 『2022年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2023年、75頁。ISBN 978-4-86649-224-7

参考文献[編集]

  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3 
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0 

外部リンク[編集]