JDリーグ

JDリーグ
Japan Diamond Softball League
最新シーズン・大会:
2023年のJDリーグ
競技ソフトボール
開始年2022年
参加チーム16
日本の旗 日本
連盟日本女子ソフトボールリーグ機構
前回優勝トヨタレッドテリアーズ (2023)
最多優勝ビックカメラ高崎ビークイーン
トヨタレッドテリアーズ (1回)
関連大会日本女子ソフトボールリーグ
公式サイトJD.LEAGUE

JDリーグ(またはJD.LEAGUE)(: Japan Diamond Softball League)は、日本女子ソフトボールリーグ機構が主催するソフトボールのリーグ戦である。女子ソフトボールにおける国内最上位リーグ。2部リーグに相当する下位リーグは日本女子ソフトボールリーグだが、昇降格制度はない。

歴史[編集]

2020年9月30日 - 一般社団法人日本女子ソフトボールリーグが設立。「女子ソフトボールリーグ活性化プロジェクト」にて、2022年の新リーグ創設に向けて検討を開始[1]

2021年6月29日 - 2022年春開幕の新リーグ名「JD.LEAGUE」と参加16チームが決定[2]

2021年12月7日 - 初年度リーグ戦の開幕カードを2022年3月28日の交流戦シリーズ「ビックカメラ高崎ビークイーントヨタレッドテリアーズ」(会場:ZOZOマリンスタジアム)とすることと、リーグ戦の冠スポンサーにニトリが就任し「ニトリJD.LEAGUE2022」とすることが発表[3]

参加チーム[編集]

地区 チーム名 ホームタウン 備考
ホンダリヴェルタ 栃木県芳賀郡芳賀町
ビックカメラ高崎ビークイーン 群馬県高崎市
太陽誘電ソルフィーユ 群馬県高崎市
戸田中央メディックス埼玉 埼玉県戸田市 旧・戸田中央総合病院メディックス
日立サンディーバ 神奈川県横浜市
大垣ミナモ 岐阜県大垣市
NECプラットフォームズレッドファルコンズ 静岡県掛川市
デンソーブライトペガサス 愛知県安城市
西 トヨタレッドテリアーズ 愛知県豊田市 旧・トヨタ自動車レッドテリアーズ
豊田自動織機シャイニングベガ 愛知県刈谷市
東海理化チェリーブロッサムズ 愛知県丹羽郡大口町
日本精工ブレイブベアリーズ 滋賀県湖南市
SGホールディングスギャラクシースターズ 京都府京都市
シオノギレインボーストークス兵庫 兵庫県尼崎市 旧・シオノギ製薬ポポンギャルズ
伊予銀行ヴェールズ 愛媛県松山市
タカギ北九州ウォーターウェーブ 福岡県北九州市

対戦方式[編集]

大まかなシーズン日程(2022年)[編集]

シーズンタイトル
3
※随時月曜日のナイトゲームを基本とする「マンデーソフトボール」を開催
4
  • 第1-4週 ホームゲームシリーズ(1巡目)
  • 第5週 予備節
5
  • 第1週 ツアーゲームシリーズ第1節
  • 第2週 ホームゲームシリーズ(1巡目)
  • 第3-4週 交流戦シリーズ
6
  • 第1・2週 交流戦シリーズ
(6月第3週-8月第3週 リーグ戦中断)
8
  • 第4週 ホームゲームシリーズ(2巡目)
9
  • 第1週 ツアーゲームシリーズ第2節
(第2・3週 アジア競技大会・杭州大会開催期間中につき中断)
  • 第4週 ツアーゲームシリーズ第3節
10
(第1週 全日本総合女子ソフトボール選手権大会鹿児島県)、第2週 いちご一会とちぎ国体開催期間中につき中断)
  • 第3・4週 ホームゲームシリーズ(2巡目)
  • 第5週 予備節
11
  • 第1週 予備節
  • 第2週 ポストシーズントーナメント第1節・プレーオフ 1・2回戦
  • 第3週 ポストシーズントーナメント第2節・ダイヤモンドシリーズ セミファイナル・ファイナル
  • 第4週 表彰式

レギュラーシーズン[編集]

東地区・西地区(各8チーム)の16チームが参加。同じ地区のチームと対戦する「地区シリーズ」では、ホームゲームシリーズ(各チームのホームタウンまたは指定地域)2回戦と、ツアーゲームシリーズ(中立地域)1回戦の計21試合を戦う。異なる地区のチームと対戦する「交流戦シリーズ」では、各チームと1回戦の8試合を戦う。したがって各チーム年間29試合を実施する[4]

地区ごとにレギュラーシーズンの勝率により順位を決定する。下位リーグである日本女子ソフトボールリーグとの自動入れ替え・入れ替え戦は当面実施しない。

特別ルール

原則として「オフィシャルソフトボールルール」を準用して適用するが、タイブレーク制度と、レギュラーシーズンにおいては引き分け制度を採用する[5]

  1. 7回終了時で同点の場合は、8回の攻撃をノーアウト2塁から開始する。
  2. 8回終了時で同点の場合は、9回の攻撃を1アウト2・3塁から開始する。
    いづれも打順は継続打順(即ち前のイニング終了時の最終打者の次の打者から)で行い、ランナーはそれぞれ前のイニングの最終打者(9回の場合は最後から数えて2人目も)が担当する
  3. 9回終了時で同点の場合は引き分けとする。また、天候不良や照明塔がない球場での日没など、やむを得ない事情により同点でコールドゲームとなった場合も引き分けとする。
  4. 得点差によるコールドゲーム、およびサスペンデッドゲームは適用しない。

ポストシーズン[編集]

レギュラーシーズンの東西地区の上位各3チームと、4位の2チームのうち勝率の高いチーム(ワイルドカード)の計7チームがポストシーズン(決勝トーナメント、ステップラダー方式)に進出する。ポストシーズンは中立地1試合制で行われる。プレーオフとダイヤモンドシリーズから成り、各地区の1位チームはダイヤモンドシリーズ・セミファイナル(準決勝)にシード、残りの5チームはダイヤモンドシリーズ出場権を懸けてプレーオフを戦う。

プレーオフでは、まずワイルドカードのチームが、その所属地区と異なる地区の3位チームと対戦する。すなわち、西地区4位がワイルドカードを獲得した場合は、ファーストステージで東地区3位と対戦し、勝者はセカンドステージで東地区2位と対戦する。他方のブロックでは、西地区同士の2・3位が対戦する。

プレーオフの勝者は、ダイヤモンドシリーズ・セミファイナルに進出し、地区1位のチームと対戦する。以降は一般的なトーナメント方式で争い、優勝チームがJDリーグ年間チャンピオンとなる[4]

ポストシーズンのトーナメント表[注 1]
プレーオフ
ファーストステージ
プレーオフ
セカンドステージ
ダイヤモンドシリーズ
セミファイナル
ダイヤモンドシリーズ
ファイナル
              
#4
東地区1位
#1 [注 1]
#2の勝者
東地区3位
#2 [注 1]
西地区4位 *ワイルドカード
#1の勝者
東地区2位
#6 年間チャンピオン決定
#4の勝者
#5の勝者
#3 [注 1]
西地区2位
西地区3位
#5
#3の勝者
西地区1位

歴代優勝チーム[編集]

年度 ダイヤモンドシリーズ レギュラーシーズン
優勝 スコア 準優勝 会場 東地区1位 成績 西地区1位 成績
1 2022 ビックカメラ高崎ビークイーン 2 - 1 豊田自動織機シャイニングベガ ZOZOマリンスタジアム ビックカメラ高崎ビークイーン 24勝5敗 トヨタレッドテリアーズ 24勝5敗
2 2023 トヨタレッドテリアーズ 2 - 0 ビックカメラ高崎ビークイーン 朝霞中央公園野球場 ビックカメラ高崎ビークイーン 22勝7敗 トヨタレッドテリアーズ 25勝4敗

スポンサー[編集]

(配列は外部リンク記事掲載順に沿う。企業・団体名順不同)

スポンサー・カテゴリー スポンサー企業・団体
タイトルパートナー ニトリ
オフィシャルパートナー アイングループ
ミズノ
オフィシャルキャップパートナー '47
オフィシャル配信パートナー スポーツナビ
ファンマーケティングパートナー ぴあ
ツアーゲームパートナー ジェイティービー

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ a b c d 西地区4位がワイルドカードを獲得した場合のトーナメント表。東地区4位がワイルドカード獲得の場合は、西地区3位のチームと対戦するため、プレーオフの組み合わせが一部変わる。

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]