Tリーグ (卓球)

ノジマTリーグ
Nojima T.LEAGUE
今シーズン・大会:
現在進行のスポーツイベント 2023-24シーズンのTリーグ
競技卓球
創立2017年
主催坂井一也(理事長)
参加チーム男子6 女子6
国内カップ戦全日本卓球選手権大会
日本
前回優勝琉球(男子)
神奈川(女子)
最多優勝東京(男子)
3回
日本生命(女子)
4回
テレビ局ひかりTV
スポンサーノジマ
公式サイト公式ウェブサイト
一般社団法人Tリーグ
T League
創立者 藤重貞慶
団体種類 一般社団法人
設立 2017年4月3日
所在地 東京都文京区湯島1-1-2
ATMビル2階
北緯35度39分58.8秒 東経139度42分4.6秒 / 北緯35.666333度 東経139.701278度 / 35.666333; 139.701278座標: 北緯35度39分58.8秒 東経139度42分4.6秒 / 北緯35.666333度 東経139.701278度 / 35.666333; 139.701278
法人番号 1011005007144 ウィキデータを編集
主要人物 坂井一也(理事長)
活動地域 日本の旗 日本
親団体 日本卓球協会
ウェブサイト Tリーグ
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Tリーグ(ティーリーグ、: T.LEAGUE)は、日本セミプロ卓球リーグである[1][2]家電量販店ノジマが冠スポンサーに就任し、ノジマTリーグ: Nojima T.LEAGUE)として開催される。

沿革[編集]

2016年12月、日本卓球協会による将来のプロ化を視野に入れた2018年発足の新リーグ構想が明らかになった[3]。12月10日の理事会で承認されたが、プロアマ併存に変更された[4]

2017年4月3日、運営法人たる「一般社団法人Tリーグ」の設立を発表[5]。理事長には日本協会会長の藤重貞慶、専務理事に日本人プロ選手第1号で日本協会理事の松下浩二がそれぞれ就任[1]

2018年7月1日からは、松下専務理事がTリーグの理事長(チェアマン)に就任[6]

日本卓球リーグをベースに発足する予定だったが[3]、同リーグを運営する日本卓球リーグ実業団連盟は初年度の合流を見送り、早くても2020年までは両リーグが並立する状態となる見通しである[7]

初年度となる2018年10月より1部リーグの「Tプレミアリーグ」が開幕し、2020年以降に2部の「T1リーグ」、3部の「T2リーグ」を新設する予定[1]

2018年10月24日、国技館で観客5624人を集めて開幕した[8]

2020年7月8日、松下チェアマンが退任し、日本協会専務理事の星野一朗が理事長に就任。松下前チェアマンは、Tリーグアンバサダーに就任[9]。9月14日、Tリーグとして初となる「Tリーグ選抜」と「日本代表選抜」によるオールスター戦が行われた[10]

2022年8月にはTリーグにとって初となる個人戦「Tリーグ NOJIMA CUP」が開催。[11]

チーム一覧[編集]

男子[編集]

クラブ名 運営法人 カテゴリ 本拠地 加盟
年度
T.T彩たま
T.T Saitama
T.T彩たま株式会社 Tプレミアリーグ 埼玉県 2018年
木下マイスター東京
Kinoshita Meister Tokyo
株式会社木下テーブルテニスクラブ 東京都
岡山リベッツ
Okayama Rivets
株式会社岡山リベッツ 岡山県
琉球アスティーダ
Ryukyu Asteeda
琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社 沖縄県
静岡ジェード
Shizuoka Jade
静岡オクシズUU株式会社 静岡県静岡市 2023年
金沢ポート
Kanazawa Port
金沢ポート株式会社 石川県金沢市

女子[編集]

クラブ名 運営法人 カテゴリ 本拠地 加盟
年度
木下アビエル神奈川
Kinoshita Abyell Kanagawa
株式会社木下テーブルテニスクラブ Tプレミアリーグ 神奈川県 2018年
トップおとめピンポンズ名古屋
Top Otome Pingpongs Nagoya
株式会社トップ 愛知県名古屋市
日本生命レッドエルフ
Nihon Seimei Redelf
日本生命保険相互会社 大阪府
日本ペイントマレッツ
Nippon Paint Mallets
日本ペイントホールディングス株式会社 大阪府
九州アスティーダ
Kyushu Asteeda
九州アスティーダ株式会社 福岡県福岡市 2021年
京都カグヤライズ
Kyoto Kaguyalyze
株式会社京都卓球クラブ 京都府京都市 2022年

大会方式[編集]

[1][12]

2018-19シーズン[編集]

  • 団体戦方式
  • ホーム・アンド・アウェー、および集中開催方式
  • 7回戦総当たり、各チームはシーズン21試合(レギュラーシーズン)
    • シーズンは10月から翌年3月の秋春制を基本とし、有力選手がワールドツアーや、世界選手権、日本選手権に出られるよう、日程に配慮する。
  • 登録は1チーム6人以上最大12人まで(スポット参戦含む)、かつ1試合4人以上で、原則1選手2試合まで(ただしシングルスに2試合出場はできない(延長戦はこの限りではない)。ダブルス出場者は第2試合のシングルスに出場できない)。
    • また登録メンバーに
      • Sランク選手を最低1人は登録させる。なおかつ、年間8試合日以上出場させること。
      • AAAランク以上の選手はファイナルを含むすべての試合日に出場させること。
      • 日本人選手を1試合日につき最低1人以上出場させること。
      • Aランク選手は第1回の2018-19シーズンに限り1試合日につき2人まで、2019-20シーズン以降は同1人のみ出場可。
      • ファイナルはベストオーダーで臨むこと。
      • 各ランク(用語参照)は直近2年間(世界選手権と夏季五輪については直近4年間)の成績を基準とする。
(用語)
    • Sランク 世界ランキング上位10位以内であるか、世界選手権・五輪のシングルス3位以内、または団体戦優勝の実績がある者
    • AAAランク 世界ランキング上位20位以内であるか、世界選手権・五輪のシングルスベスト8以上の実績がある者
    • AAランク 世界ランキング上位50位以内であるか、全日本卓球選手権においてベスト16以上の実績がある者
    • Aランク 上記の各ランキングの基準を満たしてはいないが、少なくとも2-3試合に1回は勝てる程度のAAランク以上の実力に準じると認められる者
  • 試合はダブルス1試合とシングルス3試合とし、試合の勝利内容により勝ち点を与える。
    • 第1試合はダブルスで3ゲーム制、第2-4試合はシングルスで5ゲーム制。最終ゲームのみ6-6の段階からスタートする。また第2、3試合の合間にハーフタイムの休憩を入れる。
    • その試合の勝ち越しチームが決まったとしても、勝ち点算定の都合上、第4試合までは必ず行う。
    • セットカウントが2-2であるときはシングルス1ゲーム制の延長戦を行う。
    • 勝ち点は4-0の勝利4点、3-1の勝利3点、上記スコアでの敗退0点。延長の場合は勝利3点、敗退1点とする。この勝ち点の合計により、上位2チームがファイナル(プレーオフ)に進出し、そのファイナルの勝者が優勝。
  • 独自の試合システムとして、マルチボールシステム(複数のボールを予め準備する)と、20秒バイオレーション(審判が得点をコールして20秒以内にサーブを始める。時間切れの場合、1回目は警告、2回目は相手の得点とみなす)という試合時間の短縮を図る仕組みを採用。

2019-20シーズン[編集]

[1] 一部各ランク要件が変更された

  • Sクラス 世界選手権ベスト8位以内、ワールドツアー(グランドファイナル、T2ダイヤモンド、ワールドツアープラチナ大会)で優勝者(直近2シーズン以内)。
  • AAAクラス 世界ランキング30位以内(直近2シーズン以内)、世界選手権ベスト16位以内、Tリーグ前年シーズンにおいてAAAクラスに3勝、個人成績13ポイント以上、ワールドツアー(グランドファイナル、T2ダイヤモンド、ワールドツアーレギュラー大会)で優勝者。
  • AAクラス Tリーグ前年シーズンにおいて個人成績5ポイント以上

※「個人成績ポイント」とは、シングルス1勝=1ポイント、ダブルス1勝=0.5ポイントとして計算

歴代優勝チーム[編集]

年度 男子 女子
2018-2019 木下マイスター東京 日本生命レッドエルフ
2019-2020 木下マイスター東京 日本生命レッドエルフ
2020-2021 琉球アスティーダ 日本生命レッドエルフ
2021-2022 木下マイスター東京 日本生命レッドエルフ
2022-2023 琉球アスティーダ 木下アビエル神奈川

スポンサー・パートナー・サプライヤー・サポート[編集]

2018-19年シーズン[13]

スポンサー・パートナー・サプライヤー・サポート 会社
タイトルパートナー ノジマ
パートナー 東京ばな奈
スポンサー 日本化薬
エンターテイメントパートナー ソニーミュージック
オフィシャルディストリビューションパートナー ひかりTV
dTVチャンネル
エリアパートナー ヒビノ
エクイップメントパートナー アンダーアーマー
チケッティングパートナー ローソンチケット
ICTパートナー 富士通
アイケアパートナー ロート製薬
データパートナー データスタジアム
PRパートナー TikTok
サプライヤー 日本卓球
バタフライ
VICTAS
ヤサカ
サポート 三英
卓球王国
ヤサカ
ラリーズ
PRタイムズ
ダイワハウス

中継・配信[編集]

2018-19シーズン[編集]

開幕戦はテレビ東京系列及びBSテレ東で生中継された。またdTVチャンネルひかりTVチャンネル+を通じて全試合配信された。公式サイトでも試合配信を行っている。さらにスカイAでも中継。

また11月からファイナルを含めBSテレ東でゴールデンタイムに16試合の中継がされた。

2019-20シーズン[編集]

2018-19年シーズン同様にBSテレ東、dTVチャンネル、ひかりTVチャンネル、スカイAがライブ配信、録画中継を行う、新たにAmazonプライムでライブ配信される。また中国国内では中国体育zhibo.tvでライブ配信される。

2020-21シーズン[編集]

開幕戦はBSテレ東で生中継された。

2022-23シーズン[編集]

Amazon Prime VideoチャンネルのTリーグ TVにて全試合ライブ配信。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d “打倒中国へ来年10月卓球「Tプレミアリーグ」開幕”. 日刊スポーツ. (2017年10月8日). https://www.nikkansports.com/olympic/column/edition/news/201709290000642.html 2017年10月28日閲覧。 
  2. ^ “株式会社ノジマと「タイトルパートナー」契約を締結”. 卓球 Tリーグ(T.LEAGUE). (2018年11月13日). https://tleague.jp/news/article/324/ 2018年11月13日閲覧。 
  3. ^ a b “卓球プロ化へ新リーグ検討 「Tリーグ」18年開幕目指す”. スポーツニッポン. (2016年12月4日). https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2016/12/04/kiji/K20161204013845700.html 2017年10月28日閲覧。 
  4. ^ “卓球「Tリーグ」構想を承認 プロ化から方針転換”. (2016年12月10日). https://www.nikkansports.com/sports/news/1750132.html 2017年10月28日閲覧。 
  5. ^ “卓球「Tリーグ」設立会見「Jリーグのようにレジェンド呼ぶ」”. スポーツ報知. (2017年4月3日). https://web.archive.org/web/20170407214609/http://www.hochi.co.jp/sports/ballsports/20170403-OHT1T50306.html 2017年10月28日閲覧。 
  6. ^ 一般社団法人Tリーグ 新理事就任のお知らせ
  7. ^ “21年以降のTリーグ合流検討=卓球日本リーグ”. 時事通信. (2017年9月16日). https://web.archive.org/web/20171022142326/https://www.jiji.com/jc/article?k=2017091600515&g=spo 2017年10月22日閲覧。 
  8. ^ Tリーグ、開幕2日で観客は1万人!卓球ならではの観戦文化が待たれる。 Number Web 2018/11/04
  9. ^ Tリーグ 新体制に関するご報告
  10. ^ 卓球オールスター戦、Tリーグ選抜が代表選抜に勝利 日刊スポーツ(2020年9月14日)2020年9月20日閲覧。
  11. ^ 「2022 Tリーグ個人戦」 大会概要及び出場選手選出基準 決定Tリーグ(2022年6月1日)2022年6月19日閲覧。
  12. ^ “Tリーグの2018年10月に開幕で、21試合”. 卓球王国. (2018年2月7日). http://world-tt.com/ps_info/ps_report_detail.php?bn=1&pg=HEAD&page=BACK&rpcdno=2515#2515 2018年2月8日閲覧。 
  13. ^ Tリーグ

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

参加チームHP
関連ページ