国道120号

一般国道
国道120号標識
国道120号
地図
地図
総延長 90.3 km
実延長 90.3 km
現道 89.7 km
制定年 1953年昭和28年)
起点 栃木県日光市
神橋交差点(北緯36度45分13.36秒 東経139度36分15.60秒 / 北緯36.7537111度 東経139.6043333度 / 36.7537111; 139.6043333 (神橋交差点)
終点 群馬県沼田市
下川田町交差点(北緯36度37分54.66秒 東経139度2分12.58秒 / 北緯36.6318500度 東経139.0368278度 / 36.6318500; 139.0368278 (下川田町交差点)
接続する
主な道路
記法
国道119号標識 国道119号
国道122号標識 国道122号
国道401号標識 国道401号
国道291号標識 国道291号
国道17号標識 国道17号
国道145号標識 国道145号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
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国道120号 起点
栃木県日光市 神橋交差点
国道120号 終点
群馬県沼田市 下川田町交差点

国道120号(こくどう120ごう)は、栃木県日光市から群馬県沼田市に至る一般国道である。

概要

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起点の栃木県日光市から、群馬県利根郡片品村を経由しながら西進し、終点の群馬県沼田市までを結ぶ路線で、日本ロマンチック街道の一部に指定されている。

途中、日光市では標高差約500 mいろは坂を通る。いろは坂は西(起点→終点)方向の第二いろは坂と東(終点→起点)方向の第一いろは坂とでそれぞれ別ルートになっている。本国道は日光市細尾町[注釈 1]で2ルートに分岐し、同市中宮祠の二荒橋前交差点[注釈 2]で2ルートが合流する。 その後、後述で触れる金精峠(金精道路)を通行するが、冬期間通行止めになるため、当該期間は日光方面と片品村、沼田方面間の通行はできない[注釈 3]

また日光市では、本国道の新道かつ一般有料道路である日光宇都宮道路日光IC - 清滝IC[注釈 4]が現道と並行して走る。

路線データ

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一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 5]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。

歴史

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路線状況

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栃木県日光市安川町
(2020年8月)

本国道は、日光国立公園日光連山から奥日光の山域を東西に横断して栃木県と群馬県を結ぶ。最高地点の金精峠周辺は、日本の国道の中では国道292号国道299号に続いて3番目に標高が高い地点(標高1840 m)であり、ここをトンネルで抜けてゆく[5]。沿線には日光東照宮いろは坂華厳滝中禅寺湖戦場ヶ原など日本国内有数の観光地が数多くあり、金精峠下の展望台からは日本百名山男体山湯ノ湖を眺めることができる[6]。秋季は、いろは坂から金精峠まで標高1500 m前後のこの付近は、白樺カラマツの紅葉が美しいポイントで知られている[7]。金精トンネル西側の群馬県では、山深い山林の中を走る道路となり、沿線には菅沼丸沼などの湖がある[8]。冬季は雪深くなる地域であるが、金精トンネルが閉鎖されることを除けば、栃木県側から戦場ヶ原や日光湯元スキー場が隣接する日光湯元温泉まで、また群馬県側からは丸沼高原スキー場付近までは冬季でも通行できる。

通称

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  • 日本ロマンチック街道
  • いろは坂(日光市細尾町 - 中宮祠・二荒橋前交差点)
    • 第一いろは坂 : 終点→起点への下り方向
    • 第二いろは坂 : 起点→終点への登り方向
  • 奥利根ゆけむり街道(片品村鎌田・鎌田交差点 - 沼田市利根町平川・平川交差点)

バイパス

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清滝バイパス
国道122号重複区間)
栃木県日光市清滝桜ヶ丘町

バイパス(現道と並行する一般有料道路)

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重複区間

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  • 国道122号(起点 - 日光市細尾町・細尾大谷橋交差点)
  • 国道401号(群馬県片品村鎌田・鎌田交差点 - 終点)
  • 国道291号(群馬県沼田市戸鹿野町・戸鹿野町交差点 - 終点)

道路施設

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トンネル

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金精トンネル
栃木県日光市湯元

道の駅

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地理

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群馬県沼田市白沢町生枝
(2020年8月)

通過する自治体

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交差する道路

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交差する鉄道

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  • 群馬県
    • JR上越線(鷺石跨線橋 : 沼田市戸鹿野町)※跨線橋により上越線をまたぐ

沿線

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主な峠

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  • 金精峠 -(標高2024 m、栃木県日光市湯元/群馬県片品村東小川)
    • この峠の下を金精トンネルが通過する。かつてはこのトンネルは有料であったが、1995年に無料開放されている。冬季(概ね12月 - 翌年4月末頃)は積雪のため通行止めになる。
  • 椎坂峠 -(標高740 m、群馬県沼田市利根町園原 - 白沢町生枝)
    • 冬期は、積雪や凍結のため難所とされていた。現在は椎坂バイパスがメインで利用されている。

脚注

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注釈

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  1. ^ 分岐地点は日光市細尾町・細尾大谷橋交差点から2.4 kmほど終点方向に進んだ地点にある。
  2. ^ 合流地点の二荒橋前交差点は日光市中宮祠・立木観音入口交差点から150 mほど起点方向に進んだ地点にある。
  3. ^ 国道122号を南下し大きく迂回せざるを得ない。
  4. ^ 宇都宮IC - 日光IC間は国道119号の新道(バイパス)である。
  5. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  6. ^ a b c d e f g 2022年3月31日現在
  7. ^ 1954年2月11日、上都賀郡小来川村・上都賀郡日光町が合併して、日光市発足。
  8. ^ 1954年4月1日、沼田町ほか4村が合併して、沼田市発足。

出典

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  1. ^ a b 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2015年10月閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月7日閲覧。
  3. ^ 一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2015年10月閲覧。
  4. ^ ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令(昭和28年5月18日政令第96号)の原文があります。
  5. ^ 佐藤健太郎 2014, p. 140、「国道最高地点」より。
  6. ^ 須藤英一 2013, pp. 60–61.
  7. ^ 須藤英一 2013, p. 60.
  8. ^ 須藤英一 2013, p. 61.
  9. ^ 一般国道120号椎坂バイパス建設事業 - 群馬県 沼田土木事務所
  10. ^ 【11月6日】国道120号須賀川バイパスが開通します!!(道路整備課)”. 群馬県 (2018年11月6日). 2018年11月23日閲覧。

参考文献

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  • 佐藤健太郎『ふしぎな国道』講談社〈講談社現代新書〉、2014年10月20日。ISBN 978-4-06-288282-8 
  • 須藤英一『新・日本百名道』大泉書店、2013年。ISBN 978-4-278-04113-2 

関連項目

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