2013年の埼玉西武ライオンズ

2013年の埼玉西武ライオンズ
成績
CS第1ステージ敗退
CS1st 1勝2敗(対ロッテ
パシフィック・リーグ2位
74勝66敗4分 勝率.529
本拠地
都市 埼玉県所沢市
球場 西武ドーム
球団組織
オーナー 後藤高志
経営母体 西武鉄道
監督 渡辺久信
選手会長 栗山巧
キャプテン 栗山巧
スローガン
骨太!ライオンズイズム2013
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2013年の埼玉西武ライオンズでは、2013年シーズンの埼玉西武ライオンズの動向をまとめる。

この年の埼玉西武ライオンズは、渡辺久信監督の6年目のシーズンである。

スローガンは、「骨太! ライオンズイズム2013[1]

概要[編集]

開幕前

長年の課題である守護神の不在を解消するべく、広島東洋カープ2011年に35セーブを挙げたデニス・サファテを獲得した[2]。一方で中島裕之の海外移籍、中村剛也のケガによる不在で開幕を迎えた[1]

開幕後

打線の好調により4月を首位で終えたが、交流戦で11勝13敗の9位と失速した[1][3]。8月終了時点で4位であったが、9月29日から怒濤の8連勝を記録するなど2位でシーズンを終えた[1]

投手陣では期待の野上亮磨菊池雄星がそれぞれ11勝、9勝を挙げるなど飛躍した[1]

打撃陣では浅村栄斗が不在の中村の穴を埋め打点王を獲得、秋山翔吾が自身初となるフル出場を果たし、ゴールデングラブ賞を獲得した[1]

渡辺監督はこのシーズンをもって退任した。

チーム成績[編集]

レギュラーシーズン[編集]

開幕オーダー
1 片岡治大
2 秋山翔吾
3 栗山巧
4 オーティズ
5 ヘルマン
6 浅村栄斗
7 金子侑司
8 炭谷銀仁朗
9 永江恭平
岸孝之
2013年パシフィック・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 最終成績
1位 西武 -- ロッテ -- ロッテ -- 楽天 -- 楽天 -- 楽天 --
2位 ロッテ 4.5 楽天 3.0 楽天 2.0 西武 5.5 ロッテ 4.5 西武 7.5
3位 ソフトバンク 5.0 西武 3.0 ソフトバンク 4.0 ロッテ 5.5 ソフトバンク 7.5 ロッテ 8.5
4位 日本ハム 5.5 ソフトバンク 5.0 西武 5.5 ソフトバンク 7.5 西武 9.0 ソフトバンク 9.0
5位 楽天 6.0 オリックス 6.5 日本ハム 6.5 オリックス 9.0 日本ハム 11.5 オリックス 15.0
6位 オリックス 日本ハム 10.5 オリックス 8.0 日本ハム 11.0 オリックス 14.5 日本ハム 18.5
期間
成績
18勝9敗
勝率.667
10勝13敗
勝率.435
7勝12敗1分
勝率.368
12勝7敗1分
勝率.632
10勝15敗
勝率.400
17勝10敗2分
勝率.630
2013年パシフィック・リーグ最終成績
順位 球団 勝率
1位 東北楽天ゴールデンイーグルス 82 59 3 .582 優勝
2位 埼玉西武ライオンズ 74 66 4 .529 7.5
3位 千葉ロッテマリーンズ 74 68 2 .521 8.5
4位 福岡ソフトバンクホークス 73 69 2 .514 9.5
5位 オリックス・バファローズ 66 73 5 .475 15.0
6位 北海道日本ハムファイターズ 64 78 2 .451 18.5
日本生命セ・パ交流戦2013 最終成績
順位 球団 勝率
優勝 福岡ソフトバンクホークス 15 8 1 .652 ---
2位 東北楽天ゴールデンイーグルス 15 9 0 .625 0.5
3位 読売ジャイアンツ 13 10 1 .565 2.0
4位 北海道日本ハムファイターズ 13 10 1 .565 2.0
5位 千葉ロッテマリーンズ 13 10 1 .565 2.0
6位 オリックス・バファローズ 13 10 1 .565 2.0
7位 阪神タイガース 12 11 1 .522 3.0
8位 広島東洋カープ 11 13 0 .458 4.5
9位 埼玉西武ライオンズ 11 13 0 .458 4.5
10位 中日ドラゴンズ 10 13 1 .435 5.0
11位 東京ヤクルトスワローズ 7 16 1 .304 8.0
12位 横浜DeNAベイスターズ 7 17 0 .292 8.5

[注 1]

クライマックスシリーズ[編集]

2013 Mobcast クライマックスシリーズ パ ファーストステージ
日付 試合 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) 開催球場
10月12日(土) 第1戦 千葉ロッテマリーンズ 11-1 埼玉西武ライオンズ 西武ドーム
10月13日(日) 第2戦 千葉ロッテマリーンズ 0-15 埼玉西武ライオンズ
10月14日(月) 第3戦 千葉ロッテマリーンズ 4-1 埼玉西武ライオンズ
勝者:千葉ロッテマリーンズ

個人成績[編集]

投手成績[編集]

色付きは規定投球回数(144イニング)以上の選手































牧田和久 26 3 1 8 9 0 0 .471 166.0 169 3 87 2.60
岸孝之 26 3 2 11 5 0 0 .688 178.1 155 17 138 3.08
十亀剣 28 6 2 8 8 0 0 .500 164.1 158 12 122 3.45
野上亮磨 30 0 0 11 7 0 4 .611 152.2 141 17 93 3.95
サファテ 58 0 0 9 1 10 25 .900 57.2 29 4 66 1.87
ウィリアムス 47 0 0 1 2 3 22 .333 38.0 20 1 45 1.87
涌井秀章 45 1 0 5 7 7 15 .417 92.1 89 4 79 3.90
増田達至 42 0 0 5 3 0 10 .625 52.2 60 3 79 3.76
大石達也 37 0 0 0 5 8 2 .000 36.2 43 7 44 6.38
岡本洋介 32 0 0 4 4 0 9 .500 77.1 83 5 55 3.84
菊池雄星 17 3 1 9 4 0 0 .692 108.0 79 5 92 1.92
長田秀一郎 16 0 0 0 2 0 3 .000 15.1 17 1 12 5.28
山本淳 12 0 0 0 1 0 0 .000 16.0 17 1 10 2.25
坂元弥太郎 11 0 0 0 2 0 2 .000 17.1 15 1 14 5.19
小石博孝 11 0 0 0 0 0 1 .000 12.2 18 1 12 10.66
岩尾利弘 10 0 0 1 0 0 2 1.000 12.1 16 2 3 9.49
武隈祥太 9 0 0 1 1 0 2 .500 13.2 10 3 4 3.29
松下建太 9 0 0 0 1 1 0 .000 10.1 11 0 7 3.48
川﨑雄介 8 0 0 0 0 0 0 .000 4.2 5 0 3 5.79
中﨑雄太 7 0 0 0 0 0 0 .000 9.2 19 2 3 9.31
石井一久 7 0 0 0 1 0 3 .000 5.1 5 2 5 6.75
西口文也 4 0 0 0 2 0 0 .000 10.2 18 2 7 8.44
藤原良平 2 0 0 0 0 0 0 .000 2.0 3 1 2 18.00

野手成績[編集]

色付きは規定打席(447打席)以上の選手

































ヘルマン 144 623 518 74 165 22 3 4 55 40 8 5 87 .319 .418
浅村栄斗 144 620 543 85 172 38 5 27 110 14 7 4 88 .317 .388
栗山巧 144 637 527 77 147 29 3 12 73 6 1 4 96 .279 .396
秋山翔吾 144 634 564 89 152 25 7 13 58 13 12 2 89 .270 .334
炭谷銀仁朗 141 468 413 28 89 16 0 5 43 1 19 2 62 .215 .274
鬼崎裕司 105 301 271 29 72 7 3 2 24 6 13 2 73 .266 .302
熊代聖人 104 99 92 11 22 2 0 0 6 4 1 0 25 .239 .286
永江恭平 99 92 78 8 11 1 2 1 3 1 8 0 34 .141 .202
金子侑司 94 311 278 30 62 3 5 2 23 12 12 0 56 .223 .278
大崎雄太朗 84 208 184 14 46 6 0 1 13 0 5 3 29 .250 .305
片岡治大 72 300 259 41 75 5 0 4 28 9 15 0 35 .290 .354
スピリー 70 246 214 20 50 5 1 3 25 1 0 4 50 .234 .317
渡辺直人 56 177 139 9 28 3 1 0 4 3 23 1 19 .201 .273
坂田遼 53 195 180 17 52 11 0 6 34 1 0 1 39 .289 .338
山﨑浩司 45 64 58 4 9 3 0 0 5 0 4 0 8 .155 .183
上本達之 42 57 53 3 8 1 0 1 2 0 0 0 19 .151 .211
星孝典 40 29 28 0 5 0 0 0 1 1 0 0 6 .179 .207
林﨑遼 31 36 33 4 5 0 0 0 1 0 1 0 12 .152 .200
オーティズ 29 111 100 6 21 5 0 0 9 0 0 1 24 .210 .279
中村剛也 26 114 96 8 20 2 0 4 15 0 0 2 38 .208 .316
武山真吾 19 16 15 2 1 0 0 0 2 0 0 0 6 .067 .125
石川貢 16 25 23 5 3 0 0 0 1 1 1 0 6 .130 .167
カーター 14 34 30 0 4 0 0 0 3 0 0 1 11 .133 .206
星秀和 12 13 11 1 0 0 0 0 0 0 0 0 3 .000 .154
木村文紀 11 16 14 1 3 1 1 1 1 0 1 0 8 .214 .267
嶋重宣 9 8 7 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 .143 .250
田代将太郎 8 1 1 3 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1.000 1.000
斉藤彰吾 8 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 .000 .500
美沢将 5 14 12 1 1 0 0 1 0 0 0 0 6 .083 .214
米野智人 3 4 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 .000 .000
  • 太字はリーグ最高

タイトル・表彰[編集]

達成記録[編集]

入団・退団[編集]

シーズン開幕前[編集]

本節では、前シーズン終了後から本シーズン開幕までの入退団について記述する。

入団[編集]

選手名 前所属 備考
投手
サファテ 広島東洋カープ
シコースキー 千葉ロッテマリーンズ
メンドーサ テキサス・レンジャーズ傘下
増田達至 NTT西日本 ドラフト1位
相内誠 千葉国際高校 ドラフト2位
髙橋朋己 西濃運輸 ドラフト4位
佐藤勇 光南高校 ドラフト5位
内野手
山﨑浩司 オリックス・バファローズ
金子侑司 立命館大学 ドラフト3位
水口大地 香川オリーブガイナーズ 育成ドラフト1位
外野手
スピリー コロラド・ロッキーズ
アブレイユ アトランタ・ブレーブス

退団[編集]

選手名 備考
投手
桟原将司
ゴンザレス リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボルメキシコシティ・レッドデビルズ
藤田太陽 東京ヤクルトスワローズ
星野智樹 東北楽天ゴールデンイーグルス
MICHEAL
捕手
荒川雄太 ブルペン捕手
内野手
阿部真宏 地域事業担当
カーター BCL・石川ミリオンスターズ
中島裕之 オークランド・アスレチックス
原拓也 オリックス・バファローズ
平尾博嗣 地域事業担当
外野手
佐藤友亮 編成部育成アマチュア担当
大島裕行 副寮長

シーズン開幕後[編集]

本節では、本シーズン開幕から本シーズン終了までの入退団について記述する。

入団[編集]

選手名 前所属 備考
カーター BCL・石川ミリオンスターズ 6月16日に再契約

選手・スタッフ[編集]

[4]

ドラフト会議[編集]

順位 選手名 守備位置 所属 結果
1位 森友哉 捕手 大阪桐蔭高 入団
2位 山川穂高 内野手 富士大学 入団
3位 豊田拓矢 投手 TDK 入団
4位 金子一輝 内野手 日本大学藤沢高 入団
5位 山口嵩之 投手 トヨタ自動車東日本 入団
6位 岡田雅利 捕手 大阪ガス 入団
7位 福倉健太郎 投手 第一工業大学 入団

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 勝率が同率で並んだ場合、(1)勝利数(2)当該チーム間の当年度交流戦の直接対決成績(3チーム以上並んだ場合は省略)(3)得点/攻撃イニング-失点/守備イニング(4)前項を自責点に置き換えたもの(5)チーム打率(6)前年度の交流戦順位で順位が決定される。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f 2013年 記憶に残る終盤の8連勝、渡辺監督の集大成。|埼玉西武ライオンズ”. 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト. 2022年3月16日閲覧。
  2. ^ 西武サファテ獲得 抑えでナベ泣もう御免 - プロ野球ニュース”. nikkansports.com. 2022年3月16日閲覧。
  3. ^ 2013年度 交流戦 チーム勝敗表”. NPB. 2022年3月16日閲覧。
  4. ^ 西武ライオンズ公式HP 背番号の歴史”. 埼玉西武ライオンズ. 2015年6月8日閲覧。

関連項目[編集]