駅ナンバリング

駅ナンバリング(えきナンバリング、英: station numbering)は、鉄道路線に対してローマ字からなる路線記号と、鉄道駅に対して数字からなる駅番号を付与する制度である。また、駅番号に加えてローマ字3字からなるスリーレターコードを付けることもある。
概要、路線記号、駅番号の説明の後に、地方別の事例一覧を記載する。
概要
[編集]世界的に普及しているラテン文字やアラビア数字を使うことで、現地語に疎い者にとって駅を識別しやすくなるとの判断から、東アジア、東南アジアを中心に一部の国の鉄道などで導入されている。ただし、路線記号か駅番号のどちらかが導入されていれば駅ナンバリングが導入されているといえる。
現在、日本の鉄軌道において駅ナンバリングを導入している区間が全くない都道府県は、岩手県、秋田県、山形県、福島県、新潟県、大分県、宮崎県の7つである。鳥取県は、駅番号は未導入だが一部区間に路線記号が導入されている。
日本における駅ナンバリングは、1984年(昭和59年)5月から長崎電気軌道が駅番号入りの駅名標を順次設置した[1]ほか、1996年(平成8年)10月から広島電鉄も導入した[2]。その後、2002年(平成14年)のFIFAワールドカップ開催に合わせて横浜市営地下鉄が導入、2004年(平成16年)に東京地下鉄(東京メトロ)[注 1]と都営地下鉄が同時導入したのを皮切りに、導入が広まっている。駅ナンバリングの導入は、新線や新駅の開業、沿線での国際博覧会やオリンピックなどの国際的な行事の実施に伴うものが多い。また、導入と同時にラインカラーの導入や案内表示の多言語表記[注 2]化などが行われることが多い。
駅ナンバリングと同等のものとして、一部のバス路線は停留所に番号を付与する停留所ナンバリング(バス停ナンバリング)を導入している。実例としては東京BRTや南海ウイングバス南部・アルピコ交通(新島々営業所管内)・北恵那交通など、またコミュニティバスではつくバスやコミュニティバスやわたなどが挙げられる。付番方式については駅ナンバリングと異なる例も多く、事業者ごとに様々である。

また、駅ナンバリングの拡大以前から、一部の鉄道事業者は駅を識別しやすくする目的で駅シンボルマークを導入している。各駅の駅名、周辺の名所や名物などにちなんだマークが制定されている。これは、非識字者の多い開発途上国の地下鉄が駅にシンボルマークを制定していることを参考にしている。実例として福岡市交通局や沖縄都市モノレール線(ゆいレール)、愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)などが挙げられる。
路線記号
[編集]路線記号は1つの路線や路線系統に1つ付与される。駅番号の記号部分を構成し、ラテン文字(英字)1 - 3文字からなる。英字の代わりにアラビア数字を用いることもある。東日本では同一地域内で路線記号が重複しないように考慮されることがほとんどだが、西日本ではあまり考慮されず、同一地域内での路線記号の重複が多く見られる。
路線記号の設定には、次の方法などがある。
- 路線名や駅名などの略を用いる(東京地下鉄〈東京メトロ〉、大阪市高速電気軌道〈Osaka Metro〉、都営地下鉄、名古屋市営地下鉄など)。
- 路線名や事業者名に関係なく任意の英字を振り分ける(近畿日本鉄道、西日本旅客鉄道〈JR西日本〉、三岐鉄道など)。
- 2文字の路線記号の場合、1文字目には事業者名の略を用いる(東武鉄道、小田急電鉄、東日本旅客鉄道〈JR東日本〉、東海旅客鉄道〈JR東海〉、九州旅客鉄道〈JR九州〉など)。
- 路線記号の重複を避けるため、一方は英字表記の頭文字、もう一方は2文字目以降を用いる(東京地下鉄〈東京メトロ〉、大阪市高速電気軌道〈Osaka Metro〉、都営地下鉄、名古屋市営地下鉄など)。
- 複数の路線が直通し、事実上1つの路線として運行されている場合、同じ路線記号を用いる(大阪市高速電気軌道〈Osaka Metro〉、西武鉄道、名古屋鉄道、京阪電気鉄道など)。
特殊なケースとして、函館市電は2系統と5系統に異なる路線記号 (Y, D) を導入しているが、2系統と5系統の重複区間は2つの路線記号が1つの路線記号 (DY) のように案内される。
都営地下鉄大江戸線は「O(オー)」と「0(ゼロ)」の混同を避けるため、英字表記の頭文字である「O(オー)」ではなく2文字目の「E」を採用している。
東京メトロ丸ノ内線は、本線と方南町支線の路線記号をそれぞれエムの大文字 (M) と小文字 (m) で区別していたが、英語アナウンスでの区別を図るため、方南町支線の路線記号を「m」から「Mb」に変更した[3]。
駅番号
[編集]駅番号は原則、1つの駅に1つ付与される。記号と数字から構成されることが多く、記号部分には前述の路線記号が使われる。数字部分は「0」[注 3]または「1」から始まるアラビア数字の連番となっていることが多く、将来の延伸や他会社の路線との直通運転を考慮し「11」から始まる場合もある。「0」-「9」の番号は、「10」以降の番号と桁数を合わせるために、頭に0を付ける形で「00」-「09」のように2桁となっていることが多い。
本線から分岐する支線が存在する場合、次の付番方法などがある。
- 「本線上の駅全て → 支線上の駅」の順に付番する(東武鉄道、京成電鉄、阪急電鉄など)。
- 「本線上の駅 → 支線分岐駅 → 支線上の駅 → 本線上の駅」の順に付番する(京浜急行電鉄、近江鉄道など)。
- 支線分岐駅の次の支線上の駅から「○○-1」のように枝番を付番する(南海電気鉄道)。
- 本線と支線で異なる路線記号を用いる(近畿日本鉄道、名古屋鉄道など)。
- 10の桁を繰り上げる(JR東日本、相模鉄道など)。
導入済区間上に新駅が設置された場合、次の付番方法などがある。
- 駅ナンバリング導入時から新駅設置の予定がある場合、前もって欠番にする(東日本旅客鉄道〈JR東日本〉、富山地方鉄道、愛知環状鉄道など)。
- 新駅以降の駅番号を繰り下げる(東武鉄道、東京メトロなど)。
- 高速道路のインターチェンジやジャンクションのように「○○-1」の枝番を付番する(四国旅客鉄道〈JR四国〉、北海道旅客鉄道〈JR北海道〉など)。
- 「○○A」のようにラテン文字(英字)を付けて付番する(高松琴平電気鉄道)。
特殊なケースとして、韓国の釜山都市鉄道1号線は、路線記号 (1) と数字部分2桁からなる駅番号 (101 - 134) を付番していたが、新平駅 (101) より上り側の多大浦海水浴場駅へ延伸した際に、既存の駅番号を数字部分3桁からなる駅番号のように扱い、新線区間の駅に「095」-「100」を付番した。
スリーレターコード
[編集]スリーレターコードは駅番号が付番されている一部の主要駅に付けられる。空港コードを参考にしたもので、ラテン文字(英字)3文字からなり、駅名の略が用いられる。
国際的にはアムトラック(全米鉄道旅客公社)やイギリスの鉄道などで採用例があるが、日本国内の鉄軌道では現在、東日本旅客鉄道(JR東日本)のみが限定的に導入している(後述)。
北海道・東北地方での事例
[編集]JR北海道
[編集]北海道旅客鉄道(JR北海道)は、2007年10月1日から主要線区に導入した。中心となる札幌駅を (01) として(主に特急列車の運行系統の)方面別に記号を付け、札幌駅からの駅数で付番している。
札幌市営地下鉄
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南北線 (N / Namboku) 麻生駅 (N01) - 真駒内駅 (N16)
東西線 (T / Tozai) 宮の沢駅 (T01) - 新さっぽろ駅 (T19)
東豊線 (H / toHo) 栄町駅 (H01) - 福住駅 (H14)
札幌市電
[編集]札幌市電は、2015年4月1日から導入した[5]。なお、札幌市交通局は停留所ナンバリングの名称を使用している。
函館市電
[編集]函館市電は路線図などに記載している[6]。導入時期不詳。2つの系統の重複区間である湯の川停留場 - 十字街停留場間は、2つの路線記号(Y,D)が一体化し1つの路線記号(DY)のように案内される。
- ■Y 2系統 (Y / Yachigashira) 湯の川停留場 (DY01) - 十字街停留場 (DY20) → 宝来町停留場 (Y24) - 谷地頭停留場 (Y26)
- ■D 5系統 (D / Dock) 湯の川停留場 (DY01) - 十字街停留場 (DY20) → 末広町停留場 (D21) - 函館どつく前停留場 (D23)
道南いさりび鉄道
[編集]道南いさりび鉄道は2016年3月26日の開業時から駅ナンバリングを導入した[7]。ただし、五稜郭駅はJR北海道としての駅番号 (H74) のみが付番され、道南いさりび鉄道線のナンバリングは付番されていない。なお前身であるJR北海道江差線時代では、分岐駅である五稜郭駅を除く全駅でJR北海道の駅ナンバリング導入の対象外路線だった[8]。
日本の路線記号で小文字のラテン文字のみを使用しているのは道南いさりび鉄道線のみである(2016年11月までは東京メトロ丸ノ内線の方南町支線が路線記号「m」を使用していたが、路線記号「Mb」に変更した)。
弘南鉄道
[編集]弘南鉄道は、2020年10月10日から大鰐線に駅ナンバリングを導入した[9](終点から起点に向けて付番)。弘南線についても2021年4月12日に導入が発表された[10]。路線記号は弘南線が「KK」、大鰐線が「KW」。これと数字部分で構成される。
仙台市地下鉄
[編集]仙台市地下鉄は、2015年3月から導入した[11]。東西線には2015年12月6日の開業時から導入している[12]。
関東地方での事例
[編集]JR東日本・東京モノレール・東京臨海高速鉄道
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東日本旅客鉄道(JR東日本)、東京モノレール、東京臨海高速鉄道は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を見据え、2016年4月に首都圏エリアの電車特定区間(E電区間)と東京モノレール羽田空港線、東京臨海高速鉄道りんかい線に駅ナンバリングを導入することを発表した[13][14][15]。また、JR線を示す「JR」の案内表示も導入し、複数路線の総称や、駅ナンバリングが導入されていない路線などに用いられる。
JR東日本では導入は段階的に実施され、まず2016年8月20日に目黒駅で最初のナンバリング付き案内を設置したのを皮切りに[16][17][18]、同年9月末までに東京都区内全駅・吉祥寺駅・三鷹駅・舞浜駅へ導入し[17][18]、その後、順次他の駅にも拡大された。
2018年以降は各支社主導で電車特定区間外への導入も行われている。また、電車特定区間内であっても、一部の運行系統(上野東京ラインや相鉄線直通列車)には設定されないこともあり、その場合は直通先の路線の駅ナンバリングが使用される。
JR東日本の路線記号はラテン文字(英字)2文字からなり、原則1文字目は「J」、2文字目は路線名の頭文字(重なる場合はその後の文字)となっている。東京モノレール羽田空港線の路線記号は「MO」、東京臨海高速鉄道りんかい線の路線記号は「R」1文字となっている。
番号部分はアラビア数字2桁からなり、東京駅が起点の路線は東京駅から、東京駅を起点としない路線および経由しない路線は南方または西方からそれぞれ付番し、山手線および武蔵野線は反時計回りに付番している。
JR東日本独自の制度として、一部の駅にIATA(国際航空運送協会)空港コードを模したスリーレターコードが導入されている(東京モノレール・東京臨海高速鉄道では未導入)。導入の対象は原則として3つ以上の系統が乗り入れている(3つ以上の駅番号が設定されている)駅である。ただし、浜松町駅および高輪ゲートウェイ駅は、乗り入れているのは2系統(山手線・京浜東北線)であるが、例外的に導入されている[注 4]。
ここでは、一部が中部地方にまたがる路線についても、駅ナンバリングが関東地方からの連番となっているため一括して取り上げる。全区間が中部地方に属する路線については後述する。
東海道線・伊東線 (JT / Tokaidō) 東京駅 (JT 01) - 大船駅 (JT 07) - 熱海駅 (JT 21) - 伊東駅 (JT 26)
横須賀・総武快速線・総武本線・成田線 (JO / yOkosuka-sŌbu) 久里浜駅 (JO 01) - 逗子駅 (JO 06) - 東京駅 (JO 19) - 千葉駅 (JO 28) - 佐倉駅 (JO 33) - 成田空港駅 (JO 37)
京浜東北線・根岸線 (JK / Keihin-tohoku) 大船駅 (JK 01) - 横浜駅 (JK 12) - 東神奈川駅 (JK 13) - 大宮駅 (JK 47)
横浜線 (JH / yokoHama) 東神奈川駅 (JH 13) - 八王子駅 (JH 32)
- 直通運転を行う根岸線の大船駅を起点とした通し番号となっている。
南武線 (JN / Nanbu)
鶴見線 (JI / tsurumI)
山手線 (JY / Yamanote) 東京駅 (JY 01) - 有楽町駅 (JY 30)( - 東京駅)
中央線快速系統 (JC / Chuō)
- 中央線快速電車・中央本線:東京駅 (JC 01) - 立川駅 (JC 19) - 高尾駅 (JC 24) - 大月駅 (JC 32)
- 青梅線:(立川駅 - )西立川駅 (JC 51) - 拝島駅 (JC 55) - 奥多摩駅 (JC 74)
- 五日市線:(拝島駅 - )熊川駅 (JC 81) - 武蔵五日市駅 (JC 86)
- 高尾駅 - 大月駅間は電車特定区間外で、2019年3月に導入された[22]。
中央・総武線各駅停車 (JB / sōBu) 三鷹駅 (JB 01) - 御茶ノ水駅 (JB 18) - 千葉駅 (JB 39)
宇都宮線・高崎線 (JU / Utsunomiya) 東京駅 (JU 01) - 大宮駅 (JU 07)
- 両線は東京駅 - 大宮駅間で線路を共有している。
埼京線 (JA / sAikyō) 大崎駅 (JA 08) - 大宮駅 (JA 26)
常磐線快速電車 (JJ / Jōban) 上野駅 (JJ 01) - 取手駅 (JJ 10)
- 同区間を走行する■中距離列車でも使用している。
常磐線各駅停車 (JL / jōban-Local) 綾瀬駅 (JL 19) - 取手駅 (JL 32)
- 直通運転を行う東京メトロ千代田線の代々木上原駅 (C-01) を起点とした通し番号となっている。綾瀬駅には東京メトロ千代田線の駅番号 (C-19) も付番されている。
- 常磐線は快速・各駅停車のラインカラーは媒体によってまちまちであり統一されていない(常磐緩行線#ラインカラーを参照)。
京葉線 (JE / kEiyō) 東京駅 (JE 01) - 市川塩浜駅 (JE 09) - 千葉みなと駅 (JE 17)
武蔵野線 (JM / Musashino) (市川塩浜駅 - )西船橋駅 (JM 10) - 府中本町駅 (JM 35)
- 直通運転を行う京葉線の東京駅を起点とした通し番号となっている。
湘南新宿ライン (JS / Shōnan-Shinjuku) 逗子駅 (JS 06) - 新宿駅 (JS 20) - 大宮駅 (JS 24)
- スリーレターコード
- 東京モノレール
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東京モノレール羽田空港線 (MO / MOnorail) モノレール浜松町駅 (MO 01) - 羽田空港第2ターミナル駅 (MO 11)
東京地下鉄・都営地下鉄
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東京地下鉄(東京メトロ)および東京都交通局(都営地下鉄)は2004年(平成16年)4月1日(帝都高速度交通営団〈営団地下鉄〉の民営化と同日)から導入した[25]。方角を基準に定めており、基本的に西・南から東・北に向かって振られている。そのため、路線によっては駅番号01の駅が届出上における終点側の駅になる場合もある。
目黒駅 (N-01/I-01) - 白金高輪駅 (N-03/I-03) 間は東京メトロ南北線と都営地下鉄三田線、和光市駅 (Y-01/F-01) - 小竹向原駅 (Y-06/F-06) 間は東京メトロ有楽町線と東京メトロ副都心線でそれぞれ線路、駅施設を共有しており、1つの駅に2つの駅番号が付番されている。同じ駅については路線記号のみ異なり数字部分は同じである。有楽町線と副都心線の小竹向原駅 (Y-06/F-06) - 池袋駅 (Y-09/F-09) 間はそれぞれ別の線路を使用しているが、途中の駅数が2駅で同数のため、数字部分は同じである。
駅ナンバリングの導入以前は、ラインカラーを付した「○」のみを路線記号として使用していた。
このほか、東京地下鉄の新木場車両基地にある「総合研修訓練センター」には、「訓練線」と呼ばれる非営業線があり、設置されている案内表示での路線記号はK (Kunren) となっている(詳細は新木場車両基地#総合研修訓練センターを参照)。
- 東京地下鉄
-
銀座線 (G / Ginza) 渋谷駅 (G-01) - 浅草駅 (G-19)
- 丸ノ内線
日比谷線 (H / Hibiya) 中目黒駅 (H-01) - 北千住駅 (H-22)
東西線 (T / Tozai) 中野駅 (T-01) - 西船橋駅 (T-23)
千代田線 (C / Chiyoda) 代々木上原駅 (C-01) - 綾瀬駅 (C-19) - 北綾瀬駅 (C-20)
有楽町線 (Y / Yurakucho) 和光市駅 (Y-01) - 池袋駅 (Y-09) - 新木場駅 (Y-24)
半蔵門線 (Z / hanZomon) 渋谷駅 (Z-01) - 押上駅 (Z-14)
南北線 (N / Namboku) 目黒駅 (N-01) - 白金高輪駅 (N-03) - 赤羽岩淵駅 (N-19)
副都心線 (F / Fukutoshin) 和光市駅 (F-01) - 池袋駅 (F-09) - 渋谷駅 (F-16)
- 2008年6月14日の池袋駅 - 渋谷駅間開業前、小竹向原駅 - 池袋駅間が「有楽町線(新線)」として営業していた時代は、池袋駅(新線池袋駅)には有楽町線と色違い(ブラウン)の「Y-09」が設定されていた。
- 都営地下鉄
都電荒川線(東京さくらトラム)、日暮里・舎人ライナー
[編集]東京都交通局の都電荒川線(東京さくらトラム)と日暮里・舎人ライナーは、2017年11月下旬から駅ナンバリングを導入した[29]。日暮里・舎人ライナーは開業当初、路線記号を持たず数字部分だけで構成されていたが、2020年東京オリンピック・東京パラリンピックを見据えて路線記号が導入された。なお、2023年に廃止された上野懸垂線には導入されなかった。
ゆりかもめ
[編集]ゆりかもめは2006年3月27日に導入した。「YUrikamome」の「Y」が東京メトロ有楽町線で既に使われていたため、路線記号は「U」。
東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ) (U / yUrikamome) 新橋駅 (U-01) - 豊洲駅 (U-16)
京成電鉄・北総鉄道・芝山鉄道
[編集]
京成電鉄、北総鉄道、芝山鉄道は、2010年7月17日(成田スカイアクセス線開業日)から[30][注 5]、新京成電鉄は2014年2月から[31]それぞれ導入した。路線記号は京成が「KS」、北総が「HS」、芝山鉄道が「SR」、新京成が「SL」(現在不使用)。これと数字部分で構成される[注 6]。
付番基準については、京成は京成上野駅を「KS01」として、本線など各路線ごとに本線との接続駅[注 7]の次の駅から[注 8]、北総・芝山は、京成との接続駅の次の駅から東へ向け連続番号を振っている[注 9]。
駅番号の二重付番を行わない方針を採っており、京成本線と京成他路線の分岐駅については本線の番号のみが付番される。成田スカイアクセス線内では北総と重複する東松戸駅・新鎌ヶ谷駅[注 10]・千葉ニュータウン中央駅・印旛日本医大駅の各駅は駅を管轄する北総の番号 (HS) のみが付番され、逆に起点の京成高砂駅は京成の番号 (KS10) のみが付番される。実際には乗り入れ他社も含めて当該番号を案内に用いている。
また、都営地下鉄浅草線との相互直通運転の境界駅である押上駅には先に浅草線の駅番号が付与されているが、京成の駅番号も付与される。
2025年(令和7年)4月1日には京成電鉄が新京成電鉄を吸収合併し、新京成線は京成電鉄の松戸線となった[32]。それまで付与されていた松戸駅 (SL01) - 京成津田沼駅 (SL24) の駅番号は[31]、新津田沼駅までの各駅を下記の通り振り直し、京成津田沼駅については既存の駅番号 (KS26) に統一されている。
- ■■京成電鉄 (KS / KeiSei)
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本線 京成上野駅 (KS01) - 京成津田沼駅 (KS26) - 成田空港駅 (KS42)
成田空港線(成田スカイアクセス線)(京成高砂駅 - 印旛日本医大駅 - )成田湯川駅 (KS43)( - 空港第2ビル駅 - 成田空港駅)
東成田線 (京成成田駅 - )東成田駅 (KS44)
押上線 押上駅 (KS45) - 京成立石駅 (KS49)( - 青砥駅)
金町線 (京成高砂駅 - )柴又駅 (KS50) - 京成金町駅 (KS51)
千葉線 (京成津田沼駅 - )京成幕張本郷駅 (KS52) - 千葉中央駅 (KS60)
千原線 千葉中央駅 (KS60) - ちはら台駅 (KS65)
松戸線(京成津田沼駅 - )新津田沼駅 (KS66) - 松戸駅 (KS88)
- ■■北総鉄道 (HS / HokuSō)
- ■■芝山鉄道 (SR / Shibayama Railway)
京浜急行電鉄
[編集]
京浜急行電鉄は2010年(平成22年)10月21日(羽田空港国際線ターミナル駅〈現・羽田空港第3ターミナル駅〉の開業日)に導入した。路線記号は「KK / KeiKyū」。これと数字部分で構成される[注 6]。
付番方法は、本線上の駅 → 支線分岐駅 → 支線上の駅 → 本線上の駅の順(例 : 品川駅 - 梅屋敷駅 → 京急蒲田駅 → 糀谷駅 - 羽田空港第1・第2ターミナル駅 → 雑色駅…)で、例外的に本線の堀ノ内駅 - 浦賀駅間は支線、久里浜線は本線と同様に扱う。本線の下り基準で見た場合、堀ノ内駅を除く支線分岐駅の次の駅は番号が連続せず、支線の終点駅の次の番号に飛ぶことになる。
また、本線の泉岳寺駅は導入前から都営地下鉄浅草線の駅番号 (A-07) が導入されていて、案内でもこれを用いている[33]。
本線(泉岳寺駅 (A-07) - )品川駅 (KK01) - 京急蒲田駅 (KK11) → 雑色駅 (KK18) - 京急川崎駅 (KK20) → 八丁畷駅 (KK27) - 金沢八景駅 (KK50) → 追浜駅 (KK54) - 浦賀駅 (KK64)
空港線 京急蒲田駅 (KK11) - 羽田空港第1・第2ターミナル駅 (KK17)
大師線 京急川崎駅 (KK20) - 小島新田駅 (KK26)
逗子線 金沢八景駅 (KK50) - 逗子・葉山駅 (KK53)
久里浜線 堀ノ内駅 (KK61) → 新大津駅 (KK65) - 三崎口駅 (KK72)
東急電鉄・横浜高速鉄道
[編集]東急電鉄は2012年2月上旬から[34][35]、横浜高速鉄道は同年9月下旬頃から[36][注 11]それぞれ導入した。
他社との相互直通運転の境界駅である渋谷駅、目黒駅、横浜駅、中目黒駅(現在日比谷線との直通運転は行っていない)、新横浜駅には他社の駅番号も付番されている。横浜高速鉄道が保有するこどもの国線には第二種鉄道事業者である東急としての駅ナンバリングが導入されている。
- 東急電鉄
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東横線 (TY / TōYoko) 渋谷駅 (TY01) - 横浜駅 (TY21)
目黒線 (MG / MeGuro) 目黒駅 (MG01) - 日吉駅 (MG13)
東急新横浜線 (SH /SHin-yokohamaまたはShin-yokoHama) [37]新横浜駅 (SH01) - 日吉駅 (SH03)
- 「SY」が西武山口線で使用済みのため、「SH」が採用された。
田園都市線 (DT / Den-en-Toshi) 渋谷駅 (DT01) - 中央林間駅 (DT27)
大井町線 (OM / ŌiMachi) 大井町駅 (OM01) - 二子玉川駅 (OM15) - 溝の口駅 (OM16)
池上線 (IK / IKegami) 五反田駅 (IK01) - 蒲田駅 (IK15)
東急多摩川線 (TM / TaMagawa) 多摩川駅 (TM01) - 蒲田駅 (TM07)
世田谷線 (SG / SetaGaya) 三軒茶屋駅 (SG01) - 下高井戸駅 (SG10)
こどもの国線 (KD / KoDomonokuni) 長津田駅 (KD01) - こどもの国駅 (KD03)
- 横浜高速鉄道
東武鉄道
[編集]路線系統別に路線記号を設定し、数字部分は同一系統内で番台区分していることが特徴で、路線記号と数字部分の間にはハイフンが入る。路線記号の最初の一文字は共通の「T」となっている。複数の路線が乗り入れている駅では、春日部駅以外は二重付番を行わず、支線区は分岐駅の次の駅から順に付番する。
東京メトロとの相互直通運転の境界駅である押上駅・北千住駅・和光市駅には先に東京メトロの駅番号が付与されているが、東武の駅番号も付与される。
東武スカイツリーライン系統 (TS / Tobu Skytree)
伊勢崎線系統 (TI / Tobu Isesaki)
日光線系統 (TN / Tobu Nikko)
- 日光線 (東武動物公園駅 - )杉戸高野台駅 (TN-01) - 東武日光駅 (TN-25)
- 宇都宮線 (新栃木駅 - )野州平川駅 (TN-31) - 東武宇都宮駅 (TN-40)
- 鬼怒川線 (下今市駅 - )大谷向駅 (TN-51) - 新藤原駅 (TN-58)
- 駅ナンバリング導入当初は、鬼怒川温泉駅 (TN-56) - 新藤原駅 (TN-58) の各駅は1つ小さな数字を使用していた(鬼怒川温泉駅 (TN-55) - 新藤原駅 (TN-57))。2017年(平成29年)7月22日の東武ワールドスクウェア駅開業に先立ち、同年4月21日のダイヤ改正時に鬼怒川温泉駅 - 新藤原駅間の数字を1つ増やし(「TN-55」は暫定的に欠番)、東武ワールドスクウェア駅に「TN-55」を割り当てた[39]。
東武アーバンパークライン系統 (TD / Tobu noDa)
東上線系統 (TJ / Tobu toJo)
西武鉄道
[編集]西武鉄道は、2013年3月から導入した[41]。路線記号の最初の一文字を自社の頭文字の"S"としている点や路線記号を路線系統別に分けている点は東武鉄道などと、路線系統内では連番となっている点は京成電鉄などと共通している。所沢、東村山、小川、国分寺、萩山、多摩湖、西武球場前の各駅はそれぞれの路線系統毎に付番される。
東京メトロとの相互直通運転の境界駅である小竹向原駅には先に東京メトロの駅番号が付与されているが、西武の駅番号も付与されている。
池袋線系統 (SI / Seibu Ikebukuro)
新宿線系統 (SS / Seibu Shinjuku)
山口線 (SY / Seibu Yamaguchi)
国分寺線系統 (SK / Seibu Kokubunji)
多摩湖線 (ST / Seibu Tamako)
- 多摩湖線 国分寺駅 (ST01) - 多摩湖駅 (ST07)
多摩川線 (SW / Seibu tamagaWa)
京王電鉄
[編集]京王電鉄は、2013年2月22日から導入した[42]。路線記号は京王線系統が「KO」、井の頭線系統が「IN」。数字部分は京成電鉄や西武鉄道などと同じく、路線系統内で連番となっている。両路線系統が接続する明大前駅には、京王線系統と井の頭線系統の両方の駅番号が付番されている。
都営地下鉄との相互直通運転の境界駅である新線新宿駅には先に都営地下鉄新宿線の駅番号 (S-01) が付与されているが、京王の駅番号(KO01、京王線新宿駅と共通)も付与されている。
小田急電鉄・小田急箱根
[編集]
小田急電鉄・小田急箱根(導入当初は箱根登山鉄道・箱根ロープウェイ[注 12]・箱根観光船)は、2014年1月から順次導入した[43]。
新宿駅 - 箱根方面間は2社の鉄道・鋼索鉄道・索道・航路(小田急小田原線・小田急箱根)が通しで付番されているのが特徴である。この区間の路線記号はいずれも「OH」を用いるが、コーポレートカラーから小田急電鉄の区間は●青系、小田急箱根の区間は●赤系の色を用いて区別している。
小田急の他の鉄道路線の路線記号は江ノ島線が「OE」、多摩線が「OT」。箱根方面、江ノ島線、多摩線ともに番号部は複数の路線が乗り入れている駅では重複付番を行わず、江ノ島・多摩線は起点の次の駅から順に付番する。
代々木上原駅は先に東京メトロ千代田線の駅番号(C-01)が付与されていたが、小田急の駅番号(OH05)も付与されており、路線図などには各社線ごとに駅番号が記載されている。
なお、箱根エリアのバス路線(箱根登山バス・伊豆箱根バス・小田急ハイウェイバス・東海バス)では、2019年4月1日より各停留所に3桁の番号を付番する「バス停ナンバリング」を導入しており[44]、エリア内の案内表示では小田急箱根の駅ナンバリングとあわせて使用されている。また、彫刻の森駅や強羅駅などのように3桁の番号が無く、駅ナンバリングがそのままバス停ナンバリングを兼ねている例も存在する。
- ■小田急電鉄
- ■小田急箱根 (OH / Odakyu Hakone)
相模鉄道
[編集]相模鉄道は、2014年2月下旬から導入した[45]。路線記号は「SO / SOtetsu」。これと数字部分で構成される。数字部分は相鉄本線が「01」、相鉄いずみ野線が「31」、相鉄新横浜線が「51」から順に付番され、本線と支線の分岐駅である二俣川駅、西谷駅では二重付番を行わず、支線は次の駅から順に付番される。
相鉄本線 横浜駅 (SO01) - 海老名駅 (SO18)
相鉄いずみ野線 (二俣川駅 - )南万騎が原駅 (SO31) - 湘南台駅 (SO37)
相鉄新横浜線 (西谷駅 - )羽沢横浜国大駅 (SO51)[46] - 新横浜駅 (SO52)[37]
- 新横浜駅には東急の駅ナンバリング (SH01) も併記されている。
首都圏新都市鉄道
[編集]首都圏新都市鉄道は、開業日の2005年8月24日から数字部分のみで導入した。2020年頃から公式ウェブサイトや路線図に路線記号も併せて記載されるようになった(数字のみの案内も引き続き使用)。路線記号は「TX」[47]。
宇都宮ライトレール
[編集]宇都宮ライトレールは、開業日の2023年8月26日から導入した。路線記号はなく2桁の数字のみで付番している。
- ■宇都宮芳賀ライトレール線 宇都宮駅東口停留場 (01) - 芳賀・高根沢工業団地停留場 (19)
わたらせ渓谷鐵道
[編集]わたらせ渓谷鐵道は、2017年3月22日から導入した[48]。
埼玉新都市交通
[編集]埼玉新都市交通は、2018年3月23日から導入した[49]。先行し、3月19日から駅名標の多言語表記も追加した。
埼玉高速鉄道
[編集]埼玉高速鉄道は、2016年度から駅ナンバリングを導入した[50]。
数字部分は赤羽岩淵駅経由で相互直通運転する東京メトロ南北線の目黒駅を起点とした通し番号となっている。なお、赤羽岩淵駅にはすでに東京メトロ南北線の駅番号 (N-19) が付与されているが、埼玉高速鉄道の駅番号も付与される。
秩父鉄道
[編集]秩父鉄道は、2022年9月中旬から駅ナンバリングを導入した[51][52]。
流鉄
[編集]千葉都市モノレール
[編集]東葉高速鉄道
[編集]東葉高速鉄道は、2014年3月15日から駅ナンバリングを導入した[55]。
東京メトロとの相互直通運転の境界駅である西船橋駅には先に東京メトロ東西線の駅番号 (T-23) が付与されているが、東葉高速鉄道の駅番号も付与されている。
銚子電気鉄道
[編集]銚子電気鉄道は、2018年11月23日から導入した[56]。
多摩都市モノレール
[編集]多摩都市モノレールは、2018年2月から駅ナンバリングを導入した[57]。
多摩都市モノレール線 (TT / Tama Toshi) 多摩センター駅 (TT01) - 上北台駅 (TT19)
横浜市営地下鉄
[編集]横浜市営地下鉄は、2002年の2002 FIFAワールドカップに合わせて導入した。2008年3月30日から駅構内などで記号部と番号部の2行分かち書きがされている。
横浜シーサイドライン
[編集]横浜シーサイドラインは2010年から数字部分のみで導入した。
- ■金沢シーサイドライン 新杉田駅 (1) - 金沢八景駅 (14)
江ノ島電鉄
[編集]湘南モノレール
[編集]湘南モノレールは江の島線に導入した。導入時期不明。路線記号は「SMR」。これと1桁の数字部分で構成される。路線記号に3文字を使用している唯一の路線である。
- ■湘南モノレール江の島線 (SMR/Shonan MonoRail) 大船駅 (SMR1) - 湘南江の島駅 (SMR8)
伊豆箱根鉄道
[編集]導入年不明。公式ホームページ[59]や路線図、実際の駅名標で確認できる。
中部地方での事例
[編集]JR東海
[編集]
東海旅客鉄道(JR東海)は、2018年3月から在来線の一部に順次導入した[60]。対象駅は2021年3月13日時点のTOICA利用可能駅とTOICAエリア外主要駅(観光客が多い6駅)となっている。JR他社との境界駅にも、他社の導入状況に関わらず独自の駅ナンバリングが導入されている(熱海駅・米原駅・国府津駅・亀山駅)。
路線記号はラテン文字(英字)2文字からなり、1文字目は全路線共通で「C / JR Central」、2文字目は東海道本線を「A」として、下り方面に向かって分岐する路線順に「B」「C」...とアルファベット順で設定している(一部例外あり[注 13])。数字部分は起点を「00」として付番している。TOICAエリア外主要駅には、駅番号が付番されていない駅の数もカウントして付番している。
東海道本線(静岡地区・名古屋地区)(CA) 熱海駅 (CA00) - 豊橋駅 (CA42) - 米原駅 (CA83)
御殿場線 (CB) 国府津駅 (CB00) - 沼津駅 (CB18)
身延線 (CC) 富士駅 (CC00) - 西富士宮駅 (CC07)
飯田線 (CD) 豊橋駅 (CD00) - 豊川駅 (CD05)
武豊線 (CE) 大府駅 (CE00) - 武豊駅 (CE09)
中央本線(名古屋地区)(CF) 名古屋駅 (CF00) - 中津川駅 (CF19)
高山本線 (CG) 岐阜駅 (CG00) - 美濃太田駅 (CG07)
太多線 (CI) 美濃太田駅 (CI00) - 多治見駅 (CI07)
関西本線 (CJ) 名古屋駅 (CJ00) - 亀山駅 (CJ17)
JR東日本
[編集]東日本旅客鉄道(JR東日本)では、関東・中部地方の一部の路線で導入されている。
ここでは、全区間が中部地方に属する路線を取り上げる。関東地方からの連番となっている路線は前述。
中央本線 (CO / ChuŌ)(大月駅 - )初狩駅 (CO 33) - 小淵沢駅 (CO 51) - 塩尻駅 (CO 61)
篠ノ井線 (SN / ShiNonoi) 塩尻駅 (SN 01) - 篠ノ井駅 (SN 15)
- 電車特定区間外で、2025年2月より順次導入[62]。
信越本線 (SE / ShinEtsu) 篠ノ井駅 (SE 09) - 長野駅 (SE 13)
- 電車特定区間外で、2025年2月より順次導入[62]。
また、2016年12月12日には「駅ナンバー」を大糸線(南小谷駅 - 松本駅間)に順次導入した[63]。数字部分のみで構成される(駅名標では数字上部に小さく「Ōito Line」と表記される)。番号はJR東日本管轄区間外(西日本旅客鉄道〈JR西日本〉管轄区間内)の糸魚川駅を起点とした通し番号となっている。
- □大糸線 南小谷駅 (9) - 南神城駅 (16) → 簗場駅 (18) - 松本駅 (42)
- 「17」は臨時駅のヤナバスキー場前駅に付番されていたが、2019年3月16日に廃止されたため欠番となった。
伊豆急行
[編集]会社から公式発表が特になかったため、導入年並びに導入時期は不明。ただし2016年12月の時点で、駅配布用時刻表の表紙に表記されているほか、2017年11月時点では公式サイトの各駅個別記事に掲出されるようになった。また、駅名標にも記載される。なお、伊東駅にはJR東日本の伊東線の駅番号 (JT 26) も付されているが、ナンバリングの実施は伊豆急行が先である。
富士山麓電気鉄道
[編集]富士山麓電気鉄道[64]では2011年7月1日、富士吉田駅の富士山駅への改称とともに本格実施。ただし、それ以前から一部では導入していた。
長野電鉄
[編集]導入年不明。一部駅の駅名標には記載されていないが、駅掲出の時刻表・車内掲出の路線図などに表示されている。
- ●N 長野線 (N / Nagano) 長野駅 (N1) - 湯田中駅 (N24)
- ●Y 屋代線 (Y / Yashiro)[65] 屋代駅 (Y1) - 須坂駅 (NY13)
- 長野線と接続していた須坂駅は、両路線どちらの起点から数えても13番目にあたるため、路線記号をまとめて「NY13」とされていたが、廃止後は「N13」に変更された[66]。
上田電鉄
[編集]2016年4月1日より導入。駅名標に記載[67]。
アルピコ交通
[編集]2017年3月上旬より導入。駅名標に記載。
伊豆箱根鉄道
[編集]導入年不明。公式ホームページ[59]や路線図、実際の駅名標で確認できる。
岳南電車
[編集]岳南電車は、2020年4月頃より導入[68]。沿線から見える富士山にちなみ、富士山をモチーフとした独自のデザインを使用する。
静岡鉄道
[編集]
静岡鉄道は、2011年10月1日から本格実施。ただしそれ以前から一部では導入していた。駅名標に記載。
遠州鉄道
[編集]遠州鉄道は、2007年12月中旬から数字部分のみで導入した。2021年からは路線記号も導入されている(数字のみの案内も引き続き使用)。なお2007年4月1日、8月1日にそれぞれ駅名変更した遠州病院駅、美薗中央公園駅とその両隣の駅の計6駅は、駅名変更時から駅名標に先行導入していた。
長良川鉄道
[編集]2017年より導入。駅名標に記載。車内で発行される整理券と同じ番号になっている。
明知鉄道
[編集]2017年より導入。駅名標に記載。終点側から起点側に向かって番号が増える形になっている。
樽見鉄道
[編集]導入年不明。公式サイトの時刻表[69]及び駅名標に記載。
伊勢鉄道
[編集]2008年8月1日から導入[要出典]。ワンマン運転時に発行される整理券と番号は同じである。記号(英文字)は特に設定されていない。1と2はそれぞれ直通先の東海旅客鉄道(JR東海)関西本線四日市駅および南四日市駅にあてがわれる。
豊橋鉄道
[編集]豊橋鉄道では、2007年に路面電車の東田本線、2008年に渥美線に導入された。複数の路線を有する事業者であるが、記号部分(英字)を持っていない。
名古屋市交通局・名古屋ガイドウェイバス・名古屋臨海高速鉄道・愛知高速交通
[編集]
名古屋市営地下鉄では、名古屋市営地下鉄名城線の名古屋大学駅 - 新瑞橋駅間開業と環状運転開始日である2004年10月6日に全線全駅で導入された[70][71]。また、名古屋ガイドウェイバスや同日に旅客営業を開始した名古屋臨海高速鉄道でも同日に導入された。 愛知高速交通では2005年3月6日の開業時に導入された。これらは2005年日本国際博覧会(愛・地球博)に先立って中部運輸局が各社に呼びかけて実現したものである[72]。
名古屋市営地下鉄
[編集]東山線 (H / Higashiyama) 高畑駅 (H01) - 藤が丘駅 (H22)
- 名城線・名港線
鶴舞線 (T / Tsurumai) 上小田井駅 (T01) - 赤池駅 (T20)
桜通線 (S / Sakuradori) 太閤通駅 (S01) - 徳重駅 (S21)
上飯田線 (K / Kamiiida) 上飯田駅 (K01) - 平安通駅 (K02)
- 上飯田駅には名鉄小牧線としての駅番号 (KM13) も付される。
名古屋ガイドウェイバス
[編集]- ●Y ガイドウェイバス志段味線(ゆとりーとライン)(Y / Yutorito) 大曽根駅 (Y01) - 小幡緑地駅 (Y09)
- 小幡緑地駅以北の一般道路区間には導入されていない。
名古屋臨海高速鉄道
[編集]- ●AN 西名古屋港線(あおなみ線) (AN / AoNami) 名古屋駅 (AN01) - 金城ふ頭駅 (AN11)
愛知高速交通
[編集]- ●L 東部丘陵線(リニモ) (L / Linimo) 藤が丘駅 (L01) - 八草駅 (L09)
愛知環状鉄道
[編集]愛知環状鉄道では、2004年4月1日から導入された。導入後の2005年3月1日に新駅が2駅開業しているが、導入時に予めその2駅も含めて付番されており、枝番等のない連続する番号になっている。
名古屋鉄道
[編集]
名古屋鉄道は、2016年3月14日以降順次導入した[73]。幹線同士および幹線と支線との分岐駅では、より幹線側の駅番号1つのみが割り振られる。
名古屋市営地下鉄との相互直通運転の境界である上小田井駅、赤池駅、上飯田駅には先に市営地下鉄の駅番号が付与されているが、名鉄の駅番号も付与される。
名古屋本線 (NH / Nagoya-Honsen) 豊橋駅 (NH01) - 名鉄岐阜駅 (NH60)
豊川線 (TK / Toyokawa)(国府駅 (NH04) - )八幡駅 (TK01) - 豊川稲荷駅 (TK04)
西尾線・蒲郡線 (GN / Gamagori, Nishio)(新安城駅 (NH17) - )北安城駅 (GN01) - 吉良吉田駅 (GN13) - 蒲郡駅 (GN22)
三河線 (海線 / MU / Mikawa Umi)(知立駅 (NH19) - )重原駅 (MU01) - 碧南駅 (MU11)
三河線 (山線 / MY / Mikawa Yama)(知立駅 (NH19) - )三河知立駅 (MY01) - 猿投駅 (MY11)
豊田線 (TT / Toyota)(梅坪駅 (MY08) - )上豊田駅 (TT01) - 赤池駅 (TT07)
常滑線・空港線 (TA / Tokoname, Airport)(神宮前駅 (NH33) - )豊田本町駅 (TA01) - 常滑駅 (TA22) - 中部国際空港駅 (TA24)
築港線 (CH / Chikko)(大江駅 (TA03) - )東名古屋港駅 (CH01)
河和線・知多新線 (KC / Kowa, Chita)(太田川駅 (TA09) - )高横須賀駅 (KC01) - 富貴駅 (KC17) - 河和駅 (KC19) / 富貴駅 (KC17) → 上野間駅 (KC20) - 内海駅 (KC24)
- 加木屋中ノ池駅の「KC02」は駅ナンバリング導入時は欠番であった。
津島線・尾西線 (TB / Tsushima, Bisai)(須ヶ口駅 (NH42) - )甚目寺駅 (TB01) - 津島駅 (TB07) - 弥富駅 (TB11)
尾西線 (BS / Bisai)(津島駅 (TB07) - )町方駅 (BS01) - 観音寺駅 (BS12)( - 名鉄一宮駅 (NH50) - )西一宮駅 (BS21) - 玉ノ井駅 (BS24)
- 名鉄一宮駅を境に番号を振り直している。
竹鼻線・羽島線 (TH / Takehana, Hashima)(笠松駅 (NH56) - )西笠松駅 (TH01) - 江吉良駅 (TH08) - 新羽島駅 (TH09)
犬山線 (IY / Inuyama) 下小田井駅 (IY01) - 新鵜沼駅 (IY17)
広見線 (HM / Hiromi)(犬山駅 (IY15) - )富岡前駅 (HM01) - 御嵩駅 (HM10)
小牧線 (KM / Komaki)(犬山駅 (IY15) - )羽黒駅 (KM01) - 上飯田駅 (KM13)
各務原線 (KG / Kakamigahara)(新鵜沼駅 (IY17) - )鵜沼宿駅 (KG01) - 田神駅 (KG16)( - 名鉄岐阜駅 (NH60))
瀬戸線 (ST / Seto) 栄町駅 (ST01) - 尾張瀬戸駅 (ST20)
三岐鉄道
[編集]三岐鉄道は、2024年6月末までに導入した。駅名標に記載。両線ともに他社線との接続駅でもある起点から付番している[74]。近辺ではSは桜通線が、Hは東山線及び近鉄天理線が先に使用しているが、考慮せずに英文字各1字+数字2桁のみの構成となっている。
- S 三岐線 (S / Sangi) 近鉄富田駅 (S01) - 西藤原駅 (S15)
- 近鉄富田駅には近鉄名古屋線としての駅番号 (E17) も付される。
- H 北勢線 (H / Hokusei) 西桑名駅 (H01) - 阿下喜駅 (H13)
富山地方鉄道
[編集]富山地方鉄道は、2019年2月9日から軌道線系統、同年3月16日から鉄道線系統にそれぞれ導入し[75]、富山ライトレールから合併吸収した富山港線にも2020年3月21日から導入した。路線(系統)記号は鉄道線系統が「T」(Toyama) 、軌道線系統が「C」(Chiho)。駅番号は路線記号とアラビア数字二桁から構成される。同じ系統内での二重付番は行わない。
- 鉄道線系統[76] (T / Toyama)
- 軌道線系統(富山軌道線・富山港線)[77][78] (C / Chiho)
- ●C 本線 南富山駅前停留場 (C01) - 中町(西町北)停留場 (C09) - 富山駅停留場 (C15)
- ●C 支線・安野屋線・呉羽線 富山駅停留場 (C15) - 丸の内停留場 (C18) - 富山大学前停留場 (C22)
- ○C 富山都心線(丸の内停留場 - )国際会議場前停留場 (C23) - グランドプラザ前停留場 (C25)( - 中町(西町北)停留場)
- ●C 富山港線(富山駅停留場 - )オークスカナルパークホテル富山前停留場 (C26) - 岩瀬浜駅 (C39)
北陸鉄道
[編集]北陸鉄道では、2019年4月1日のダイヤ改正に合わせ、駅ナンバリングを導入することが発表された[79][80]。
えちぜん鉄道・福井鉄道
[編集]えちぜん鉄道と福井鉄道とでは、2017年3月25日より駅ナンバリングを導入することが発表された[81]。路線記号は、えちぜん鉄道が「Echizen」から「E」、福井鉄道が「Fukui」から「F」で、これと数字で構成される。また、両社とも番号については1桁番台の0詰めをしていない。
なお、両社の接続駅である田原町駅には、両社双方の駅番号(えちぜん鉄道:E26、福井鉄道:F24)が付与される。また、福井鉄道は京浜急行電鉄同様の方式で、起点のたけふ新駅を基準に途中の支線(駅前線)に向けて連続させる付番形態となっている。
えちぜん鉄道
[編集]福井鉄道
[編集]- ●F 福武線
- たけふ新駅 (F0) - 福井城址大名町停留所 (F21)→仁愛女子高校停留所 (F23) - 田原町駅 (F24)
- 駅前線 (福井城址大名町停留所 - )福井駅停留所 (F22)
近畿地方での事例
[編集]JR西日本
[編集]

ラインカラーは行先としての発車頻度が高い阪和線のものが使用され、駅ナンバーは阪和線と大阪環状線のものが表記されている[注 14]
ここでは近畿エリアの駅ナンバリングについて取り上げる。岡山・福山エリア、山陰エリア、広島エリアについては後述する。また、JR西日本は駅番号を「駅ナンバー」と呼称するため、以下はその呼称に従って表記する。
西日本旅客鉄道(JR西日本)は、2014年8月6日に近畿エリアに路線記号を導入することを発表し[82]、2015年3月14日から公式サイトの路線図に反映した[83]。また、2018年3月から主要路線に駅ナンバーを導入した[84]。
JR西日本は駅ナンバーを訪日外国人向けの付加サービスとして位置付ける関係上、国内の利用者への広報を積極的に行っていないため、自社の駅ナンバーは縦型の平仮名駅名標にのみ表記し、横型の駅名標には表記していない。また、複数路線の駅ナンバーが割り当てられている駅では、到着する列車が走行した路線を基準に表記しているため、出発する方面を基準とした駅名標のラインカラーとは一致しない場合がある(岡山・広島エリアも同様)。
路線記号は北陸線・東海道線・山陽線を「A」、大阪環状線を「O」とし、分岐駅順にアルファベット順でラテン文字(英字)を付与している(和田岬線、羽衣線を除く)。なお、2016年3月26日に作成された路線図では路線記号の前に小さく「JR」と表記されている[85]。
北陸線・東海道線・山陽線、大阪環状線との分岐駅を太字で表記する。
北陸線 敦賀駅 (JR-A01) - 近江塩津駅 (JR-A03) - 長浜駅 (JR-A09)
琵琶湖線(北陸線・東海道線)長浜駅 (JR-A09) - 米原駅 (JR-A12) - 草津駅 (JR-A24) - 山科駅 (JR-A30) - 京都駅 (JR-A31)
JR京都線(東海道線)京都駅 (JR-A31) - 新大阪駅 (JR-A46) - 大阪駅 (JR-A47)
JR神戸線(東海道線・山陽線)大阪駅 (JR-A47) - 尼崎駅 (JR-A49) - 加古川駅 (JR-A79) - 姫路駅 (JR-A85)
山陽線 姫路駅 - 相生駅 - 上郡駅
赤穂線 相生駅 - 播州赤穂駅
湖西線 敦賀駅 (JR-B08) - 近江塩津駅 (JR-B10) - 山科駅 (JR-B30) - 京都駅 (JR-B31)
- 駅ナンバーはJR神戸線 姫路駅を終点とした通し番号となっている。正式には敦賀駅 - 近江塩津駅間と山科駅 - 京都駅間は湖西線に属さないが、湖西線としての駅ナンバーも導入されている。
草津線 草津駅 - 柘植駅
奈良線 京都駅 (JR-D01) - 木津駅 (JR-D19) - 奈良駅 (JR-D21)
- 正式には木津駅 - 奈良駅間は奈良線に属さないが、奈良線としての駅ナンバーも導入されている。
嵯峨野線(山陰線)京都駅 (JR-E01) - 園部駅 (JR-E16)
山陰線 園部駅 - 綾部駅 - 福知山駅 - 城崎温泉駅
- 福知山駅 - 城崎温泉駅間は2016年3月のダイヤ改正から路線記号の対象に追加された。
おおさか東線 大阪駅 (JR-F01) - 新大阪駅 (JR-F02) - 久宝寺駅 (JR-F15)
- 正式には大阪駅 - 新大阪間はおおさか東線に属さず、東海道本線の支線であるが、当該区間を経由する一般列車はおおさか東線のみのため、おおさか東線としての駅ナンバーとして導入されている。
- 駅ナンバーの導入時には東海道本線から分岐していなかったが、その時点で新大阪駅まで延伸する予定があったため、分岐扱いになっている。そのため、大阪駅を含めて延伸区間に割り当てられる「JR-F01」から「JR-F07」をあらかじめ欠番としていた。
JR宝塚線(福知山線)大阪駅 (JR-G47) - 尼崎駅 (JR-G49) - 篠山口駅 (JR-G69)
福知山線 篠山口駅 - 福知山駅
- 駅ナンバーは北陸線 敦賀駅を起点とした通し番号となっている。大阪駅 - 尼崎駅間はJR神戸線区間でもあるが、JR宝塚線としての駅ナンバーも導入されている。
学研都市線(片町線)木津駅 (JR-H18) - 京橋駅 (JR-H41)
JR東西線 京橋駅 (JR-H41) - 尼崎駅 (JR-H49)
- 駅ナンバーはJR神戸線 姫路駅を終点とした通し番号となっている。
加古川線 加古川駅 - 谷川駅
播但線 姫路駅 - 和田山駅
姫新線 姫路駅 - 上月駅 - 新見駅
- 上月駅 - 新見駅間は2016年3月のダイヤ改正から路線記号の対象に追加された。
舞鶴線 綾部駅 - 東舞鶴駅
大阪環状線 天王寺駅 (JR-O01) - 西九条駅 (JR-O14) - 今宮駅 (JR-O18) - 新今宮駅 (JR-O19)( - 天王寺駅)
- 駅ナンバーは天王寺駅を起点に、内回り(反時計回り)に付けられている。以降、「天王寺駅 - 大阪駅 - 西九条駅」から続く通し番号を、「大阪環状線 天王寺駅を起点とした通し番号」と記す。
JRゆめ咲線(桜島線)西九条駅 (JR-P14) - 桜島駅 (JR-P17)
- 駅ナンバーは大阪環状線 天王寺駅を起点とした通し番号となっている。
大和路線(関西線)JR難波駅 (JR-Q17) - 今宮駅 (JR-Q18) - 天王寺駅 (JR-Q20) - 王寺駅 (JR-Q31) - 郡山駅 (JR-Q34) → 奈良駅 (JR-Q36) - 加茂駅 (JR-Q39)
- 駅ナンバーは大阪環状線 天王寺駅を起点とした通し番号となっている。また、郡山駅 - 奈良駅間の新駅構想に備えて「JR-Q35」は欠番となっている。
阪和線 天王寺駅 (JR-R20) - 日根野駅 (JR-R45) - 和歌山駅 (JR-R54)
- 駅ナンバーは大阪環状線 天王寺駅を起点とした通し番号となっている。
関西空港線 日根野駅 (JR-S45) - 関西空港駅 (JR-S47)
- 駅ナンバーは大阪環状線 天王寺駅を起点とした通し番号となっている。
和歌山線 王寺駅 - 和歌山駅
万葉まほろば線(桜井線)奈良駅 - 高田駅
関西線 加茂駅 - 亀山駅
きのくに線(紀勢線)和歌山駅 - 新宮駅
南海電気鉄道・阪堺電気軌道
[編集]
2012年2月23日、南海電気鉄道及び当時同社と直通運転をしていた泉北高速鉄道、南海の子会社である阪堺電気軌道で駅ナンバリング実施が同時に発表された。路線記号は南海が「NK」、泉北高速鉄道が「SB」(現在不使用)、阪堺が「HN」となる。
導入は南海・泉北高速鉄道(当時は大阪府都市開発)は2012年4月1日の和歌山大学前駅開業、ダイヤ改正と同時[86][87]、阪堺は同年3月下旬頃から順次実施されている[88]。
- 南海電気鉄道
- 南海線・空港線系統と高野線・泉北線系統で番台区分される。南海本線・空港線については泉佐野駅から空港線方面に連続する形を取り、羽倉崎駅以南は関西空港駅からの続番となる。また、高野線汐見橋駅 - 岸里玉出駅間(通称:汐見橋線)を含む空港線・泉北線以外の支線各路線については、分岐駅の番号に分岐駅からの駅数を枝番に付したものとなっており、当初から枝番を導入するのは日本では初の事例となる。
- ■南海線・■空港線系統
南海本線 難波駅 (NK01) - 泉佐野駅 (NK30) → 羽倉崎駅 (NK33) - 和歌山市駅 (NK45)
空港線 泉佐野駅 (NK30) - りんくうタウン駅 (NK31) - 関西空港駅 (NK32)
高師浜線 伽羅橋駅 (NK16-1) - 高師浜駅 (NK16-2)
- 分岐駅の羽衣駅 (NK16) を基準としている。
多奈川線 深日町駅 (NK41-1) - 多奈川駅 (NK41-3)
- 分岐駅のみさき公園駅 (NK41) を基準としている。
加太線 東松江駅 (NK44-1) - 加太駅 (NK44-7)
- 分岐駅の紀ノ川駅 (NK44) を基準としている。
和歌山港線 和歌山港駅 (NK45-1)
- 和歌山市駅 (NK45) を分岐駅と見立てた番号となっている。
- ■高野線・■泉北線系統
- ■南海線・■空港線系統
- 阪堺電気軌道
- 番号については2009年7月4日以降の運転系統を基準に、上町線及び阪堺線住吉鳥居前駅 - 浜寺駅前駅間の各停留所を連番とし、阪堺線恵美須町駅 - 東粉浜駅間の各停留所は番台区分される。なお、導入時「HN27」と「HN30」は欠番となっていたが、このうち「HN27」は東湊停留場 - 石津停留場間に2015年2月1日に開業した石津北停留場に付けられた。一方、上町線の住吉公園停留場は2016年1月31日付で廃止となったため、同駅に付けられていた「HN11」が欠番となった。
京都丹後鉄道
[編集]WILLER TRAINSによって運行される京都丹後鉄道では、会社からのアナウンスは特にないが、2015年、公式ホームページの運賃表において駅ナンバリングが確認できる。また、WILLER TRAINS移管後にリニューアルされた駅名標においても表記される[90]。
記号として宮福線を「F」、宮舞線(宮津線の宮津以東)を「M」、宮豊線(宮津線の宮津以西)を「T」とし、路線の接点にあたる宮津駅は路線記号が付かない。番号は宮福線の福知山駅を1として、終点の宮津駅の14まで順に振っていき、宮舞線・宮豊線は宮津駅の14を基準として番号を割り振っている。
- ■F 宮福線 (F / miyaFuku) 福知山駅 (F1) - 宮村駅 (F13) - 宮津駅 (14)
- ■M 宮舞線 (M / miyaMai) 西舞鶴駅 (M8) - 栗田駅 (M13) - 宮津駅 (14)
- ■T 宮豊線 (T / miyaToyo) 宮津駅 (14) - 天橋立駅 (T15) - 豊岡駅 (T26)
大阪モノレール
[編集]大阪モノレールは、彩都線の阪大病院前駅 - 彩都西駅間が延伸開業した2007年3月19日から導入した。ただし、2006年10月6日に駅ナンバリングの導入を発表し、同月下旬から駅ナンバリングに対応した路線図、駅名標を順次取り付けた。数字部分のみで構成される。
- ■ 本線 大阪空港駅 (11) - 門真市駅 (24)
- ■ 彩都線(万博記念公園駅 (17) - )公園東口駅 (51) - 彩都西駅 (54)
- 公園東口駅から「51」を起点に駅番号が付番されている。
大阪市高速電気軌道・北大阪急行電鉄
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大阪市高速電気軌道(Osaka Metro、導入時は大阪市交通局)・北大阪急行電鉄・大阪港トランスポートシステム(OTS、路線は後に大阪市交通局に編入)は、2004年7月1日から導入した[91]。
Osaka Metro各路線の駅番号は数字部分が原則として「11」から始まるのが特色であり、相互直通運転を行っている鉄道路線の駅が駅番号を付番する際は、これに連続するように付番する[注 15]。
- Osaka Metro・北大阪急行電鉄
-
御堂筋線・ M 北大阪急行南北線 (M / Midosuji) 箕面萱野駅 (M06)[92] - 千里中央駅 (M08) - 江坂駅 (M11) - 中百舌鳥駅 (M30)
- 同じ路線記号 (M) を持ち、駅番号も連番となっている。
谷町線 (T / Tanimachi) 大日駅 (T11) - 八尾南駅 (T36)
四つ橋線 (Y / Yotsubashi) 西梅田駅 (Y11) - 住之江公園駅 (Y21)
中央線 (C / Chuo) 夢洲駅 (C09)[93] - コスモスクエア駅 (C10) - 大阪港駅 (C11) - 長田駅 (C23)
千日前線 (S / Sennichimae) 野田阪神駅 (S11) - 南巽駅 (S24)
堺筋線 (K / saKaisuji) 天神橋筋六丁目駅 (K11) - 天下茶屋駅 (K20)
- 「SaKaisuji」の「S」が千日前線で使われているため、次の子音である「K」が採用された。
長堀鶴見緑地線 (N / Nagahori) 大正駅 (N11) - 門真南駅 (N27)
今里筋線 (I / Imazatosuji) 井高野駅 (I11) - 今里駅 (I21)
南港ポートタウン線 (P / Port town) コスモスクエア駅 (P09) - 中ふ頭駅 (P11) - 住之江公園駅 (P18)
- コスモスクエア駅 - 中ふ頭駅間は採用当時、OTSの路線であった。
近畿日本鉄道
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近畿日本鉄道(近鉄)のけいはんな線では、生駒駅 - 学研奈良登美ヶ丘駅間が延伸開業した2006年3月27日から大手私鉄では初めて導入された。その後、他の路線についても2015年8月20日より順次導入した[94](ただしロープウェイの葛城索道線は対象外となっている)。
記号部は、主要路線である難波・奈良線、京都・橿原線、大阪線、名古屋線、南大阪・吉野線にA - Fのアルファベットを付け(Cはけいはんな線に先行して付されている)、その支線に対してはG - Pのアルファベットを付け、鋼索線ではY - Zのアルファベットが付される。
先行して付番されているけいはんな線を除いて、番号部分の付番法則は極めて独特で、大和八木駅(B39・D39)・大和西大寺駅(A26・B26)・伊勢中川駅(D61・E61・M61)のように、複数の路線が交差して乗り入れている分岐駅は路線ごとにナンバリングが付番されるものの、番号部分が一番大きいものに揃えられており、分岐駅の一つ手前の駅との間に欠番が生じている。支線区のナンバリングは、分岐駅からの続番となっている。
奇しくも、来日観光客の多い京都駅 - 吉野駅・近鉄奈良駅・賢島駅のルートに01から順番に付されることになっている。京都線(B)京都駅の01から始まり、吉野線(F)吉野駅は57、奈良線(A)近鉄奈良駅は28、志摩線(M)賢島駅は93といった具合である。このため、橿原線(B)と吉野線(F)の間では軌間が異なり直通運転が出来ないにも拘らず連続付番となっている。
- ■ 難波・奈良線系統
- ■ 京都・橿原線系統
京都線 (B) 京都駅 (B01) - 大和西大寺駅 (B26)
- 竹田駅には京都市営地下鉄烏丸線の駅番号 (K15) も付される。
- 当路線と同じく京都市内を通る京福電気鉄道北野線が同一の路線記号Bを先に使用しているが、同社の駅番号には数字部分の上1桁に「0」が付かず、厳密には付番は重複しないようになっている。
橿原線 (B) 大和西大寺駅 (B26) - 田原本駅 (B36) - 橿原神宮前駅 (B42)
天理線 (H) 平端駅 (H32) - 天理駅 (H35)
田原本線 (I) 西田原本駅 (I36) - 新王寺駅 (I43)
- 西田原本駅の番号部は、接続駅である田原本駅と統一。新王寺駅は例外的に生駒線王寺駅と番号部が統一されていない(これは生駒線が奈良線の支線であるのに対して田原本線は橿原線の支線であるため)。
けいはんな線 (C) 長田駅 (C23) - 生駒駅 (C27) - 学研奈良登美ヶ丘駅 (C30)
- Osaka Metro中央線と同じ路線記号 (C) を持ち駅番号も連続したものとなっている。
- 導入時期や付番経緯が異なるため、生駒駅 (C27) は奈良線 (A17) 、生駒線 (G17) と番号部が統一されていない。
- ■ 大阪線系統
- ■ 名古屋線系統
- ■ 山田・鳥羽・志摩線系統
- ■ 南大阪線系統
- ■ 鋼索線
神戸市営地下鉄
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S 西神・山手線、 S 北神線 (S / Seishin) 谷上駅 (S01) - 新神戸駅 (S02) - 西神中央駅 (S17)
- 西神・山手線は正式には山手線、西神線、西神延伸線の3線に分かれているが、直通運転を行っているため、通常は路線全体を「西神・山手線」と呼ぶ。そのため、駅ナンバリングにおいても北神線[注 16]を含めて同じ路線記号を持ち、駅番号も連続したものとなっている。なお、谷上駅のみ駅番号の色が他の駅の「緑地に白字」と反転した「白地に緑字」となっている。
K 海岸線 (K / Kaigan) 三宮・花時計前駅 (K01) - 新長田駅 (K10)
神戸新交通
[編集]神戸新交通では、ポートアイランド線市民広場駅 - 神戸空港駅間が延伸開業した2006年2月2日から導入された。
- P ポートアイランド線 (P / Port) 三宮駅 (P01) - 神戸空港駅 (P09)
- PL ポートアイランド線(環状部)(PL / Port-Loop) 南公園駅 (PL07) - 北埠頭駅 (PL09)( - 中公園駅)
- R 六甲アイランド線 (R / Rokko) 住吉駅 (R01) - マリンパーク駅 (R06)
阪急電鉄・能勢電鉄
[編集]阪急電鉄(阪急)および能勢電鉄では、2013年12月21日から導入された。
阪急電鉄
[編集]阪急阪神ホールディングス傘下にある阪急電鉄(阪急)・阪神電気鉄道(阪神)は、2013年4月30日に同時に実施を発表した。阪急では、京都本線西山天王山駅が開業した2013年12月21日に導入された[95]。路線記号は「HanKyu」から「HK」となる。路線群毎に番台区分されており、路線群内では連番となっている。重複付番はなく、本線から支線が分岐する形態の乗換駅に加え、本線と支線が交差する乗換駅についても本線としての番号が付与されている。番号にハイフンが付くのは公式にて発表された資料とLED式車内案内表示装置での表示のみで、駅名標などでは各ラインカラーの文字で上にHK、下に番号、丸を囲む形となる。
- ■神戸線
神戸本線 大阪梅田駅 (HK-01) - 神戸三宮駅 (HK-16)
- 神戸本線・宝塚本線・京都本線の3線が乗り入れる大阪梅田駅 - 十三駅 (HK-03) は神戸本線としての駅番号が付される。
神戸高速線 神戸三宮駅 (HK-16) - 花隈駅 (HK-17)( - 高速神戸駅 - 新開地駅)
伊丹線 (塚口駅 - )稲野駅 (HK-18) - 伊丹駅 (HK-20)
今津線 今津駅 (HK-21) - 阪神国道駅 (HK-22) - (西宮北口駅 (HK-08)) - 門戸厄神駅 (HK-23) - 宝塚南口駅 (HK-28)( - 宝塚駅)
- 西宮北口駅は神戸本線の駅番号 (HK-08) が付される。
甲陽線 (夙川駅 - )苦楽園口駅 (HK-29) - 甲陽園駅 (HK-30)
- ■宝塚線
- ■京都線
能勢電鉄
[編集]能勢電鉄では、阪急と同時に2013年12月21日から導入された。路線記号は「NoSe」から「NS」となる。また、阪急と異なり記号部と番号部の間はハイフンがなく、阪急と同様に路線毎に番台区分されている。なお、2023年に廃止された鋼索線には導入されなかった。
阪神電気鉄道
[編集]実施については上記の通り阪急と同時に発表されたが、阪神電気鉄道(阪神)では、2014年4月に導入された[96]。路線記号は「HanShin」から「HS」となる。また、阪急と異なり記号部と番号部の間はハイフンがなく、阪急と同様に路線毎に番台区分されている(本線・神戸高速線は連番)。なお、他事業者管理の共同使用駅である西代駅(山陽電鉄)・大阪難波駅(近鉄難波線)については発表時点で協議中となっていたが、このうち山陽電鉄との共同使用駅である西代駅に関しては、山陽電鉄の駅ナンバリング導入に伴い阪神・山陽両社の駅ナンバリングを与えることとなった[97]。また、大阪難波駅も導入当初は阪神側の駅ナンバリングのみが付与されたが、2015年8月に近鉄の駅ナンバリング導入に伴い、近鉄側の駅ナンバリングも付与されることになった[98]。
本線 大阪梅田駅 (HS 01) - 元町駅 (HS 33)
神戸高速線 元町駅 (HS 33) - 西代駅 (HS 39)
- 西代駅には山陽の駅番号 (SY 01) も付される。
阪神なんば線 大阪難波駅 (HS 41) - 出来島駅 (HS 49)( - 大物駅)
- 大阪難波駅には近鉄の駅番号 (A01) も付される。
- 大物駅は本線としての駅番号 (HS 08) が付される。
武庫川線 武庫川団地前駅 (HS 51) - 東鳴尾駅 (HS 53)( - 武庫川駅)
- 武庫川駅は本線としての駅番号 (HS 12) が付される。
山陽電気鉄道
[編集]
山陽電鉄では2014年2月7日に駅ナンバリングの導入が発表された。直通先である阪神と合わせた2014年4月1日に導入され、阪神の駅ナンバリング発表当初協議中として導入未定であった西代駅には、阪神が「HS 39」を、山陽電鉄が「SY 01」を附番し、それぞれ併記することとなった。路線記号は「SanYo」から「SY」となり、阪神同様ハイフンがなく、路線毎に番台区分される形式となっている[97]。
本線 西代駅 (SY 01) - 山陽姫路駅 (SY 43)
- 西代駅には阪神の駅番号 (HS 39) も付される。
網干線 (飾磨駅 - )西飾磨駅 (SY 51) - 山陽網干駅 (SY 56)
- 飾磨駅は本線としての駅番号 (SY 40) が付される。
神戸電鉄
[編集]
神戸電鉄では、2014年4月1日に導入された[99]。路線記号は「KoBe」から「KB」となっている。神戸高速線と有馬線が続番として一体的に付番されているが、それ以外は線区ごとに番台区分されている。
神戸高速線 新開地駅 (KB01) - 湊川駅 (KB02)
有馬線 湊川駅 (KB02) - 有馬温泉駅 (KB16)
- 駅ナンバリング付与時点で休止中となっており、2018年に正式廃止された菊水山駅には導入されなかった。
三田線 (有馬口駅 - )五社駅 (KB21) - 三田駅 (KB29)
公園都市線 (横山駅 - )フラワータウン駅 (KB31) - ウッディタウン中央駅 (KB33)
粟生線 (鈴蘭台駅 - )鈴蘭台西口駅 (KB41) - 粟生駅 (KB59)
京阪電気鉄道
[編集]
京阪電気鉄道では、2014年4月1日から導入された[100]。路線記号は京阪線系統は「KeiHan」から「KH」を、大津線系統は「OTsu」から「OT」を使用し、これと数字で構成される。また、長らく駅名標などには表示されておらず、各駅の運賃表のみに表示されていた[101] が、駅名標にも表示されるようになった。ただし、京阪線と大津線でサインシステムが異なる関係上、駅ナンバリングの文字デザインも異なっているが、2017年より順次実施中のサインシステム再統一を機に大津線の文字デザインは京阪線のそれと合わせられた。
2014年11月26日に駅ナンバリングについて公式発表された際は、鋼索線をのぞく京阪線系統の駅のみが付番の対象とされ、大津線系統の駅に関しては導入が予告されているのみであったが[102]、大津線・鋼索線も後に導入され、公式ホームページの各駅案内などで確認できる[注 17]。
- KH 京阪線系統
- OT 大津線系統
京都市営地下鉄
[編集]京都市営地下鉄では、東西線の六地蔵駅 - 醍醐駅間が延伸開業した2004年11月26日から導入された。
烏丸線 (K / Karasuma) 国際会館駅 (K01) - 竹田駅 (K15)
- 竹田駅には近鉄の駅番号 (B05) も付される。
東西線 (T / Tozai) 六地蔵駅 (T01) - 太秦天神川駅 (T17)
京福電気鉄道
[編集]京福電気鉄道嵐山線(嵐電)では、2007年3月19日から導入された。2016年4月1日に撮影所前駅が開業したのに合わせ、全線で駅番号の振り直しが行われた[103]。
叡山電鉄
[編集]叡山電鉄では、2008年10月19日から導入された。全駅通し番号で、叡山本線、鞍馬線の順につけられる。記号は「Eizan」からの「E」で、これと数字から構成される。
- E 叡山本線 出町柳駅 (E01) - 八瀬比叡山口駅 (E08)
- E 鞍馬線 (宝ケ池駅 - )八幡前駅 (E09) - 鞍馬駅 (E17)
- 分岐駅の宝ケ池駅は叡山本線としての駅番号 (E06)だけが付けられる。
近江鉄道
[編集]近江鉄道からの正式発表はないが、2018年頃より、路線図・車内案内表示装置・駅名標に順次導入されている。整理券番号に合わせ、京浜急行電鉄同様、本線→支線に向かって連続するように付番されている。OR22 - OR25は欠番となっている。
- ●OR 本線 米原駅 (OR01) - 高宮駅 (OR07)→尼子駅 (OR10) - 八日市駅 (OR15)→長谷野駅 (OR26) - 貴生川駅 (OR37)
- ●OR 多賀線(彦根・多賀大社線) 高宮駅 (OR07) - 多賀大社前駅 (OR09)
- ●OR 八日市線(万葉あかね線) 八日市駅 (OR15) - 近江八幡駅 (OR21)
和歌山電鐵
[編集]和歌山電鐵では、会社からのアナウンスは特にないが、2015年、公式ホームページの路線図において駅ナンバリングが確認できる。また、駅名標への表示も順次行われている。
中国地方での事例
[編集]JR西日本
[編集]
ここでは岡山・福山エリア、山陰エリア、広島エリアの駅ナンバリングについて取り上げる。近畿エリアについては前述した。また、JR西日本は駅番号を「駅ナンバー」と呼称するため、以下はその呼称に従って表記する。
西日本旅客鉄道(JR西日本)は、2014年8月6日に広島エリアに路線記号の導入を発表し[82]2015年3月14日から公式サイトの路線図に反映[83]、2015年9月17日に岡山・福山エリアに路線記号の導入を発表し[104]2016年3月26日から使用開始[105]、2016年2月4日に山陰エリアに路線記号の導入を発表した[106]。また、2020年9月から岡山・福山エリア、広島エリアの主要路線に駅ナンバーを導入した[107][108]。
JR西日本は駅ナンバーを訪日外国人向けの付加サービスとして位置付ける関係上、国内の利用者への広報を積極的に行っていないため、自社の駅ナンバーは縦型の平仮名駅名標にのみ表記し、横型の駅名標には表記していない。また、複数路線の駅ナンバーが割り当てられている駅では、駅名標のラインカラーとは一致しない場合がある。
路線記号は、岡山・福山エリアは岡山駅、福山駅を基準に、山陰エリアは伯備線を除き東側の路線から順に、アルファベットを付与している。また、広島エリアはラインカラーの頭文字のアルファベットを付与している。
なお、山口エリアに関しては、2024年2月現在もほとんどの路線で未導入である。東端の山陽本線岩国駅・和木駅及びJR九州の駅ナンバーが付与された西端の下関駅のみに留まっている。